競馬場移転にからむ贈収賄 逮捕の競馬組合元課長とイベント業者は7年前に知り合っていた

名古屋競馬場の移転に伴い、イベントを運営する業者の選定をめぐっておきた贈収賄事件で、逮捕された競馬組合の元課長とイベント業者は、およそ7年前に愛知県のイベントで知り合ったことがわかりました。
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逮捕された愛知県競馬組合の元・総務広報課長、石黒弘喜容疑者(54)は、名古屋市港区から愛知県弥富市への名古屋競馬場移転に伴うイベントの運営業者を選定する際、イベント会社の営業開発部長、石田竜規容疑者(33)に入札の条件や他社の情報を漏らした見返りに、去年4月から5月にかけて、現金341万円を振り込ませた受託収賄の疑いで、11月10日朝に送検されました。
CBC
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その後の警察への取材で、2人は2016年12月に愛知県などの主催で開かれた「第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会」で知り合ったことが新たにわかりました。石黒容疑者は当時、愛知県障害福祉課の担当者で、石田容疑者はこのイベントの関連業務の一部を受注していたということです。
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このほか石黒容疑者は、競馬場でのイベントの企画提案書の募集期間を、「2週間程度」から「9日間」に短くし、事前に情報を流していた石田容疑者側により有利になるように便宜を図ったとみられるということです。警察が動機などをくわしく調べています。