アルコールを30日間絶つと起こる5つの変化 イギリスには「シラフの10月」が

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ある専門家が「30日間アルコールを絶った時に起こる5つの変化」を明かし、世間の大きな関心を集めている。アメリカの『NEW YORK POST』や『FOX NEWS』が報じた。

イギリスの10月は、「ソバーオクトーバー」とも呼ばれ、シラフで過ごす啓発月間として広く知られている。ガンと闘う人のための募金活動も盛んで、断酒に関する特集記事も多い。
そんななか、ある専門家が「もし30日間アルコールを止めたら、体にどんな変化が起こるのか」を明かした。

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まず一つ目は、広く知られているように肝機能の改善だ。アルコールの摂取は、私たちが思っている以上にさまざまな病気のリスクを高める可能性があるという。
飲酒により肝臓はかなりのダメージを受けるが、30日間禁酒することで再生し、血液の検査値にも大幅な改善が見られるそうだ。
二つ目は睡眠について。良質な睡眠が得られないと頭がボーっとするが、禁酒を続ければ睡眠の質が高まり、ひいては体全体の健康状態の向上にも繋がる。アルコールを摂取しなければ睡眠サイクルが正常化し、翌朝からフレッシュな気分で目覚められるという。

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アルコールは高カロリーなうえ、体の新陳代謝を悪くさせる。お酒好きな人に「運動をしても痩せない」と嘆く人が多いのはそのためだ。そこで専門家は三つ目の変化として、体重の減少を挙げている。
さらに四つ目として、飲酒は腹痛や胃酸の逆流を引き起こすことがある。アルコールが胃や食道にもダメージを与えることが分かっており、禁酒で消化器の状態に改善が見られるそうだ。

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また五つ目として、アルコールは脳にも大いに負担をかける。意思決定の低下など短期的なダメージから、記憶障害といった長期的なダメージまでさまざまで、さらに気分にも影響を与える。飲み過ぎは、不安やもやもやをもたらすという。
厚生労働省が掲げる「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は1日あたり純アルコールで約20グラム程度まで。アルコール度数5%のビールなら500ミリリットル缶を1本までで、女性はそれより少なめが望ましいそうだ。
30日間アルコールを控えることによって身も心も軽くなり、想像以上のメリットがもたらされることが分かる。