磯釣りしようと岩場へ…男性が波にさらわれ海に転落 約1時間後にヘリで救助【新潟・佐渡市】

25日午後、佐渡市の岩場で磯釣りをしようと岩場にむかった男性が波にさらわれて海に転落する事故がありました。男性は海上保安署のヘリに救助され、命には別条ありませんでした。

25日午後1時すぎ、佐渡市片野尾の風島弁天の岩場で、1人で磯釣りをしようとした、新潟市秋葉区の会社員の男性(28)が、波に足をすくわれて海に転落しました。男性は自力で海から上がろうとしましたが断念、午後1時半前に持っていた携帯電話で知人に「流されているので助けてほしい」と連絡。

知人から通報を受けた第九管区海上保安本部は佐渡海上保安署などと共に巡視船やヘリコプターで捜索を続けた結果、転落してからおよそ1時間後の午後2時12分に水津漁港から東に約1300mの海域で漂流中の男性を発見・救助しました。

佐渡海上保安署によりますと、男性は病院に運ばれ手当てを受け、低体温症の症状がありますが、意識はあり命に別条は無いということです。男性は救命胴衣を着用していました。

佐渡海上保安署は、佐渡市では10月~12月にかけて釣りの事故が多く発生していることから、釣りを安全に楽しむために7つのポイントを挙げています。

〈釣りを楽しむ7つのポイント〉
・立ち入り禁止区域に絶対に入らないこと
・救命胴衣を正しく着用すること
・足元に注意すること
・複数人で行動すること
・天気を確認して無理をしないこと
・連絡手段を確保すること
・海の事故は118番に通報すること