世界一周を成し遂げた79歳女性 「誰かを待ってはいけない。実行あるのみ」

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「何かをするのに遅すぎることはない」とはよく言ったものだ。まさにそれを体現した女性が今、世界の注目を集めている。アメリカの『NBC』やインドの『The Indian Express』が報じた。

話題になっているのは、フロリダ州マイアミに暮らす79歳のルイサ・ユーさん。フィリピンで生まれ育ち、学生時代に交換留学生として同州のサン・ルイスに派遣された。
その後、年間を通して温暖で風光明媚なマイアミが気に入り、移住を決意。当時、サン・ルイスから2つのバスを乗り継ぎ、移動には3日間かかったことを明かしている。
移住してすでに50年以上が経過したが、「今でもやっぱりマイアミが一番好き」だそうだ。

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そんなユーさんは、20代の頃から旅行が趣味だった。国内だけでは物足りなくなり、「いろいろな国に出かけてみたい」と思うように。そこで一念発起し、世界一周に挑戦することにしたという。
渡航が禁止されている国を除き、50年以上にわたり世界旅行を続けたユーさん。「数えきれないほど大勢の人に出会いました。年長者の私を誰もが『ママ』と呼ぶんです」と楽しそうに振り返る。

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そして、193ヶ国目となる最後の旅行先に選んだのはセルビアだった。旅でできた仲間から、「最後の国をセルビアにして、みんなで集合してお祝いしよう」と提案されていたからだ。
ユーさんが空港に姿を現すと、先に到着していた仲間から拍手と歓声が。メディアの取材で最も好きな国を尋ねられると、「選ぶのは難しいけれど、イタリア、フィリピンとタイですね」と明かしている。
さらに昨年には、栄えある2つの賞を受賞。最もポジティブな旅行者、そして最も冒険的な探索家に送られる賞だった。

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また世間に向けアドバイスを求められたユーさんは、「物事を怖がらないで。誰かを待つことなく実行するのみ。待っていたら何も始まらないから」と語る。
ユーさんは世界一周と並行して、マイホームを購入する夢も実現させていた。あと数ヶ月で80歳を迎えるが、「2つの夢が叶いとても幸せです。これまで親切にしてくれたたくさんの方々に、感謝の気持ちでいっぱいです」と明かしている。
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