岐阜県山県市での指名競争入札で、業者の情報を不正に漏らしたなどとして、市役所職員の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、当時市の水道課課長補佐だった土田哲也容疑者(51)と、水道施設工事会社「三愛物産」の支店長・柏木博文容疑者(59)です。
2021年6月、市の配水ポンプ盤工事を巡り、土田容疑者が三愛物産が有利になる指名業者リストを作成した上で入札の情報を漏らし、2780万円で落札させ、入札の公正を妨害した疑いが持たれています。
警察は2人の認否を明らかにしていませんが、落札の見返りとなる金品などの受け渡しはなかったとみられ、犯行に至った詳しい背景を調べています。