腎臓提供した女性が白血病で骨髄移植を受ける身に 「幸運だった」とドナーへ感謝

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大事な家族の命を救いたい。そう考え腎臓ドナーになった女性が、骨髄ドナーに命を救われた。女性が元気になるまでの経緯を、『AsiaOne』など海外メディアが伝えている。

約10年前、シンガポールで暮らす女性(42)が健康な腎臓を提供した。仲良く育った双子のきょうだいが腎不全を患い、苦しんでいたからだ。
しかし2021年7月、今度は女性が体調不良に。異常に体がだるく、階段を上ることさえできなくなってしまった。直前に受けた新型コロナウイルスワクチンの追加接種による副反応に違いないと考え、回復を待ったが、体調はまったく良くならなかった。

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心配になった女性が病院に行ったところ、予想もしていなかった検査結果を告げられ驚いた。「白血病です」と医師に宣告されたのだ。
しかもすでに極めて厳しい状態であると判明したため、そのまま入院。医師からはさらに「骨髄移植を受けなければ助かりません」と言われ、家で待つ幼い娘(3、1)のことを考え胸を痛めた。

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その3ヶ月後にようやく「ドナーが見つかった」というニュースが届き女性は喜んだが、確認検査が必要だと知ったドナーが同意を撤回してしまった。
その後もひたすら待つしかなかった女性に、タイ人女性が骨髄を提供することに。2022年1月に移植手術が行われて無事に成功し、回復するまで8~9ヶ月かかったものの、女性は健康を取り戻した。

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回復期間は子供たちにも会えず仕事もできなかったというが、職場は事情を理解し、女性をサポートしてくれた。
夫や家族にも助けられ、第二のチャンスに恵まれた女性。「臓器を提供することで、人の命を救うことができる。それを私は十分に理解しています。そして骨髄提供を受けることができ、本当にラッキーでした」「(私も臓器を提供して人の命を救ったので)恩恵が返ってきたに違いない。今はそんなふうに思っています」と語っている。