「知人の女を怒らせるのが怖かった」 自分の子どもに夜通し正座をさせ続けた強要の罪など 母親の裁判

自分の子どもに長時間正座をさせ続けたほか、暴行を加えた罪に問われている母親の女の裁判で、女は「知人の女を怒らせるのが怖かった」と話しました。
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起訴状などによりますと、母親は2023年4月から6月にかけて、子どもに自宅などで長時間正座させ続けた強要の罪と、馬乗りになって首を両手で押さえつけるなどした暴行の罪に、その知人の女は強要の罪に問われています。
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被害者保護のため、この裁判は匿名で行われていて、検察側は冒頭陳述で「母親と知人の女は高校の同級生で、母親は夫と別居し毎日、子どもと一緒に知人の女の家で夕食をとっていた。知人の女には子どもに厳しくするよう指示されていて、子どもに夜通し正座させたり、学校に行かせなかったりしていた」と指摘しました。
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名古屋地裁で開かれた7日の裁判では被告人質問が行われ、母親は「知人の女から罰が必要と言われ、それに従わないことで女を怒らせることが怖かった」と話しました。一方、知人の女は「母親の女との間に上下関係はなく、もっと早く気づいて正座をやめさせなければいけなかった」と話しました。