東京都在住で世帯年収1,100万円以上の高所得世帯に聞いた「近距離移住」するならどこ?

リストは12月14日、リストデベロップメントが実施した「高所得世帯の住環境に関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月24日~26日、東京都在住で世帯年収1,100万円以上の30代~50代既婚者男女600人を対象に行われた。
○「持ち家」は7割

まず、現在の住居形態について聞いたところ、戸建て・マンションともに「持ち家」との回答は70.7%となった。持ち家派の物件種別を年代別で見ると、40代・50代では戸建てとマンションで差がほとんどないのに対し、30代では戸建てが36.5%、マンションが63.5%と、マンション派が多いことが分かった。

また、コロナ禍における自粛期間中、家での滞在時間が増えたご経験を踏まえ、自身の住環境の重要性を再認識したと思うか聞いてみると、「とてもそう思う」「ややそう思う」の回答は79.8%にのぼった。

コロナ禍を機に住居に対して求める点として優先度が上がった事については、広さや部屋数などの居住空間の快適さ(60.8%)にくわえ、スーパーや飲食店が近くにあること(46.3%)も多かった。

現在、賃貸住宅や社宅などに居住している人に、将来持ち家を購入したいか尋ねたところ、58.0%が「はい」と回答した。購入を検討したい時期については「5年以内」が63.7%となっており、「契約を進めている人(1年以内)」は16.7%、「1年~3年以内」は24.5%に。「3年以内」と考えている人は4割以上であった。

住まい探しのこだわりは?
普段住まいを探す際のこだわりについては、男性では「間取り」(52.0%)、「居住空間の広さ」(46.3%)、「駅近」(43.7%)、女性では「間取り」(72.0%)、「駅近」(64.7%)、「陽当たり」(63.0%)がそれぞれ上位となっている。

○休日の過ごし方は?

休日の過ごし方を聞いたところ、全体ではショッピングが最多となっている。40代男性はアウトドア、50代男性では読書・映画鑑賞が人気となっている。女性では、どの年代でもショッピングを重視している傾向が見られた。

○「近距離移住」で人気のエリアは?

オンオフが充実した生活を実現するための「近距離移住」という考え方については、実現したいと考えている人が51.0%と半数以上にのぼった。特に、30代男性(65.0%)と40代男性(63.0%)で多い傾向となっている。

「近距離移住」をする場合の都心からの移動時間については、「電車で1時間以内」を理想とする声が47.8%で最多となっており、なるべく都心へのアクセスが良い立地が求められている傾向が見られた。中でも、関東近郊で近距離移住として人気のエリアは「湘南エリア」(34.2%)となっている。