2023年12月20日放送のバラエティ番組『1周回って知らない話 3時間SP』(日本テレビ系)に、歌手の和田アキ子さんが出演。
73歳となり、身体にさまざまな不調があることを明かしました。
2022年8月、トレーニング中に股関節と右ヒザの軟骨を負傷し、立って歌うことがままならなくなった和田さん。
「デビュー55周年のツアーはやりたい」との思いから、2023年9月にヒザを手術しました。
翌日からリハビリを開始し、術後1か月でツアーをできるほどに回復。しかし、番組が放送された現在も足は不調で、本番直前まで杖をついているといいます。
また、関節が腫れる『関節リウマチ』と、目やノドが乾燥する『シューグレン症候群』も患っているとのこと。
さらに、目の具合も悪いとして、次のように語りました。
今、右目がほとんど見えないです。
網膜色素上皮裂孔っていって、こっちで見ると全然、きみ見えない。
この辺に誰かいるとか明るさは見えるけど。だから5週に1回は手術してんねん。
1周回って知らない話 ーより引用
和田さんは、視野欠損や視力低下などが起こる『網膜色素上皮裂孔(もうまくしきそじょうひさいぼう)』を発症しているそうです。
ファンから引退を心配される状態の中、なぜ現役を続けるのでしょうか。
和田さんは「歌手・和田アキ子を見てほしい」として、このように胸中を述べています。
声出えへん時とかは(引退を)考えたことがある。
それと、杖で歩いてる時にどうかなと思ったけど、引退とかね、辞めるとかなんかはさ、自分が一番分かるから。
本当は杖突くのも、「こういう姿を見せてるようではダメだな」とかって思うんだけど。
今までは(ボイストレーニングに通う回数が)週1回か2回だったのを、今年は週4回ボイトレに通ってたからね。
1周回って知らない話 ーより引用
「応援してくれる人がいるから頑張れる」とも述べた和田さん。
弱っている姿をファンに見せることについて悩みながらも、病と闘い、歌手としての姿勢を貫いているようです。
これほど身体のあちこちに支障を抱えたまま、歌手活動に取り組んでいると初めて知った人は多く、ネット上ではこのような反響がありました。
・70~80代で、ヒザの手術後にツアーができるほど、こんなに早く回復できる人はそういないでしょう。活動を止めない精神力がすごい!
・何度も手術をするほど体調不良と知り、心配です。お大事にしてください。
・関節リウマチ仲間なんですね。一緒に頑張っていきたいです。
和田さんは、幅広いファンから力強い歌声を愛されています。
和田さんの頑張る姿は、きっと誰かの希望となっていることでしょう。
[文・構成/grape編集部]