成田空港がクリスマス一色になっている。旅客ターミナル内の各所を装飾したり、航空会社や関係会社のスタッフが海外に旅立つ旅客を見送ったりした。
国際線出発エリアの保安検査場前のガラスなどにサンタクロースや雪景色などクリスマスならではのイラストが描かれた。訪日外国人に喜んでもらうため、歌舞伎風のサンタの絵もあしらった。第２ターミナルと駐車場をつなぐ通路には空港周辺市町の園児が飾り付けたミニツリーも並んだ。
日本航空と全日本空輸、ハワイアン航空の出発便では、成田空港ＣＳ協議会に属する１２社の社員延べ約１６０人がサンタの帽子をかぶるなどして乗客を見送った。航空会社の地上係員や整備士だけでなく、今回は空港の駅で働くＪＲ社員らも参加した。
イベントを企画した成田国際空港会社（ＮＡＡ）の飛山友里さんは「目的地に向かう前の旅客の気持ちを空港から盛り上げられたら」と話した。