花をくわえて現れた、見知らぬ猫 その3年後?「おとぎ話みたい」「泣ける」

ある日、ニュージーランドに住む女性(aalishelise)が仕事の後に帰宅すると、床やベッドの上にたくさんの花が置かれていました。
彼女は誰がその花を置いたのか分からなかったそう。
翌日、彼女は寝室の窓の外から猫の鳴き声がすることに気が付きます。
そこには、ピンクのツバキの花をくわえた1匹のメス猫がいたのです。
それが女性と、彼女の愛猫であるフィディちゃんが出会った瞬間でした。
前日、フィディちゃんは開いていた寝室の窓から家の中に入り、きれいな花を置いて行ったのです。
彼女はフィディちゃんを動物病院へ連れて行くと、マイクロチップはついていないことが判明。
またフィディちゃんにノミと寄生虫がいたため、治療をしたといいます。
彼女はSNSで迷子のペットを探すアカウントに情報を掲載するなどして、飼い主を探しました。
すると、フィディちゃんの飼い主が見つかったのですが、元の飼い主は事情がありフィディちゃんの世話ができないことが分かったのです。
こうして彼女はフィディちゃんを正式に家族に迎えることに決めました。
2023年で、女性とフィディちゃんが出会ってから3年の月日が流れました。
今でもフィディちゃんはほぼ毎日、庭に落ちている花を拾って、女性に届けてくれるのだとか。
彼女のTikTokには、たくさんの花の中から一番きれいな花を選んでいるフィディちゃんの様子が紹介されています。
花をくわえて女性の元へやってくるフィディちゃんの動画には、たくさんのコメントが寄せられています。
・あなたにどの花をあげようか選んでいる姿に泣けてきた。
・この猫は小さな花の妖精だ。
・お願い、誰かこの猫についての絵本を書いてほしい。
・おとぎ話みたいだね。
フィディちゃんがもってくるのは猫に害のないツバキの花で、なぜかほかの花には近寄らないのだそう。
そして彼女は、もらった花を『愛情のしるし』として喜び、大切に飾っているといいます。
一般的に飼い主とペットの出会いは、さまざまなシチュエーションがあるでしょう。
「家に帰ったら見知らぬ猫がベッドに花を置いていってくれた」なんて、まるで映画のような話ですね。
[文・構成/grape編集部]