「日本一早い」2024年の始まり告げる初日の出 銚子に6万人

「日本一早い初日の出」で知られる銚子市は1日、約6万人(市発表)が海岸などを訪れ、年の幕開けを告げる明るい光に願いを込めた。
山頂・離島を除いては日本で最も早く初日の出を望めるという犬吠埼の日の出時刻は午前6時46分。近くの海岸では水平線付近の雲間から赤い太陽が姿を現した。太陽は雲に隠れながら午前7時ごろに顔を出して一帯を強く照らした。
暗いうちから空を見つめた大勢の人たちは、犬吠埼灯台や海の景色と合わせて撮影したり、朝日に向けて手を合わせたりしていた。
友人と一緒に眺めた群馬県太田市の会社員、古川孝造さん(35)は「一番早く見られると知ってこちらに来た。ちょっとだけ雲に隠れてしまったが、来てよかった。良い年になってほしい」。銚子市内の20代女性3人グループは「とてもきれいで、1年の良いスタートを切れた。みんなの幸せと世界の平和を願いました」と笑顔だった。