賞味期限が間近に迫る「カンパン」を消費したい! 警視庁が教えるまさかのリメイク術

いざという時のため、備えておきたい非常食。さまざまな種類がありますが、一般家庭でも常備しやすいのが「カンパン」でしょう。気付いた時には賞味期限が…という場面で試してみたいアイディアを、警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)のX(旧Twitter)公式アカウントより紹介します。
警視庁警備部災害対策課が紹介しているのは、古くなったカンパンをチーズケーキへとリメイクする方法です。
ローリングストックは、災害に備えながら食品を備蓄できる効果的な防災方法です。先日、乾パンの賞味期限が近づいてきたことから買い換え、古い乾パンは細かく砕き、チーズケーキの下地にしてみました。冷やすとごまの風味も良く、しっとりおいしく仕上がりました。活用術の一つとしていかがですか。 pic.twitter.com/KicW8IGLks
いざという時のために備えておきたい非常食ですが、通常の生活の中ではやや物足りなさを感じるもの。「賞味期限が迫っているとはいえ、そのまま食べるのはちょっとつらい…」と思っている人も多いのではないでしょうか。
チーズケーキへと変身させれば、子供のおやつや食後のデザートに最適です。カンパンとは思えないおいしさを楽しめるでしょう。
では早速、作り方を紹介します。
・まずはカンパンの缶を開け、氷砂糖とカンパンを分けます。
・カンパンはジップ付きの袋に入れ、麺棒で叩いて細かく砕きましょう。
・クッキングシートを敷いたケーキ型の底に、砕いたカンパンを薄く敷き詰めます。
・上からチーズケーキの生地を流し入れ、オーブンで焼いてください。
・焼き上がった後、型から取り出してよく冷やせば完成です。
カンパンをチーズケーキの下地にするという、まさかのリメイク術。「味のほうはどうなのだろう」と気になる人も多いのではないでしょうか。
カンパンの中には、ゴマの風味が付けられているものも多く見られます。オーブンで焼き上げるとより香ばしくなり、サクサクとした食感はチーズの濃厚な風味と相性ぴったり。元が古くなったカンパンだとは信じられないくらい、おいしく食べられるでしょう。
警視庁警備部災害対策課では、いざという時のためにローリングストックをおすすめしています。
普段の生活の中で自然に食料の備蓄ができる画期的な方法ですが、カンパンを定期的に食べ続けることに、うんざりしてしまう可能性も。おいしいチーズケーキにすれば、定期的に実践したい賞味期限チェックも、楽しい気持ちで行えるのではないでしょうか。
チーズケーキの下地には、クッキーやビスケットが使われるのが一般的。賞味期限が切れそうなカンパンを活用すれば、せっかくの非常食が無駄になることもありません。
「非常食をより身近に感じる」という意味でも、効果が期待できる警視庁のアイディア。家族みんなで、チーズケーキを作るところから楽しんでみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]