安い生姜焼き用の豚肉、そのまま焼いてる? 全然硬くならない方法に「箸で簡単に切れた」

さまざまな料理にアレンジしやすい豚肉。しかし、食べてみたら思いのほか硬くて、残念な思いをしたことはありませんか。
「できればおいしく食べたい」と調べていたところ、炭酸水に浸け込むと柔らかくなるという情報をゲット。
本記事では、調理する前の豚肉を炭酸水で浸け込み、何もしていないものと比較してみました。
肉を炭酸で調理するといえば、コーラやビールを使った方法を聞いたことがある人もいるでしょう。
今回検証する無味無臭の炭酸水もこれらと同様、炭酸飲料に含まれる炭酸水素ナトリウムがポイントなのだとか。
炭酸水素ナトリウムがたんぱく質を溶かすことで、肉が柔らかくなるそうです。
それでは早速、生姜焼き用の豚肉を使って検証してみましょう。
まず、豚肉を深さのあるバットに移します。
豚肉がひたひたになるくらいまで炭酸水を注ぎましょう。
注いだ瞬間からシュワシュワと、炭酸が豚肉に浸透しているように見えます。ここまでできたら準備OK。
続いて、豚肉を20分から1時間程度浸け込んでください。筆者はあまり厚さのない肉を使ったため、ラップをかけて約30分、冷蔵庫に入れておきました。
30分後、冷蔵庫から取り出してみると、若干肉が大きくなったような気がしました。色も少し白っぽくなっています。
調理する際は、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ってください。
炭酸水に浸けた豚肉と、何もしない豚肉を比べると、ややサイズが違うように感じました。
この2つの豚肉を使って、生姜焼きを作ってみました。
食べ比べてみると、何もしなかった豚肉はやはり硬さを感じます…。
一方、炭酸水で漬け込んでから調理した生姜焼きは、箸で簡単に切ることができました!
とても柔らかく、ジューシーさも感じられて大満足の仕上がりです。
炭酸水の性質を使ったこの方法は、角煮やチャーシューを作る前のブロック肉にも使うことができますよ。
いつも硬い肉にガッカリしていた人は試してみてはいかがでしょうか。
[文/キジカク・構成/grape編集部]