花を持って行ったのは誰? 花壇のツバキ、枝が折られる 沖縄・浦添市 関係者は落胆

沖縄県浦添市の大平特別支援学校前バス停にある花壇「大ひらの庭」で育てているツバキの枝が折られ、関係者を悲しませている。折られた枝は花を咲かせていて、何者かに持ち去られたとみられる。 ツバキは「ファイヤーダンス」という品種で鮮やかな赤色で大輪の花が特徴。2020年12月に苗木から育て約150センチに成長していた。 花壇を管理する新垣清子さん(70)が22日朝、車で通りかかったところ、異変に気付いた。清子さんは夫の安伴さん(70)と毎日のように手入れしている。枝はむしり取られたように折れ、清子さんは「ツバキがとても痛々しく見える。花は取るのではなく、見て楽しんでほしい」と話した。 苗木を提供した井上盛吉さん(79)は「花が好きな人が持って行ったと思う。『ください』と言えば、分けたのに」と残念がっていた。(浦添西原担当・比嘉直志)