子ども用の式服 無償譲渡会に親子が行列「本当に助かる」 損保ジャパン、那覇市で「ハレの日応援プロジェクト」

卒業や入学のシーズンを前に、経済的に式服の用意が難しい家庭の子どもたちを支援しようと、損害保険ジャパン沖縄支店は2日、子ども用の式服を無償で提供する譲渡会「ハレの日応援プロジェクト」を那覇市の国場ビルにある同社支店ホールで開催した。 譲渡会は今年で2回目。社員らから集めた子ども用のワンピースやジャケットなどが並び、子ども連れの家族が列を作って服を選んでいた。6歳の息子の式服を探しにきたという那覇市の40代女性は「子どもはすぐに大きくなって服が着られなくなるので本当に助かる。晴れ姿を見られるのが楽しみ」と感謝した。 同社は、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みの一環として、着用回数が少ない式服をリユースにつなげようと企画。家庭で不要になった式服や小物を全国から募り、同グループ会社や県内企業11社、個人9人から計345点が集まった。 同社の庄司誠支店長は「どの式服もわが子の晴れ姿の思い出として大切に保管されていた物。将来を担う子どもたちの新たな門出の一助となれば」と話し、来年以降も継続して実施していく方針を示した。 譲渡会は4日午前10時~午後1時にも開かれる。子ども用の式服 無償譲渡会に親子が行列「本当に助かる」 損保…の画像はこちら >>