「性格が悪そうだよね」 隣のクラスの生徒について教員が発言 テストの点数も公表し退職へ

愛知県稲沢市の中学校で、非常勤の教員が授業中に隣のクラスの男子生徒のことを「性格が悪そうだよね」などと教室で言ったことをきっかけに、教員は退職することになりました。
2月に稲沢市内の中学校で行われた社会科の授業中、非常勤の20代の男性教員が隣のクラスの一人の男子生徒について、こんな一言を…。
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-「性格が悪そうだよね」-
関係者によりますと、この発言があったのは2月22日、中学2年のクラスです。
CBC
教員と生徒の間で、授業中に隣のクラスの男子生徒の話題となり、教員が男子生徒について「性格が悪そうだよね」などと発言するとともに、男子生徒の学年末テストの社会科の点数を明かしたということです。
これらの話を聞いていた生徒が教員に直接、こう指摘したということです。
CBC
-「それは言っちゃ、だめじゃないですか」-
その後、この一件は学校側に伝えられ、教員は男子生徒と保護者に謝罪したということです。
CBC
稲沢市教育委員会は「再発防止に向けて教員への指導を徹底する」としていて、学校は、きのう(27日)関係するクラスの生徒たちに社会科の教員は退職することになったと伝えています。
街の人からはこんな声が…。
「自分だったら親として、なぜそんな発言をしたのか先生に聞きに行くと思う」
また、この男子高校生は小学校の頃に教師から言われた一言が、今でも忘れられないと話します。
「将来の夢が電車の運転士だと話したら、お前の電車には乗りたくないと」
教壇に立つ立たないに関係なく「一言の重み」、誰しもが感じていなければならない大事なことです。