【犬猫の飼い主に聞いた】災害を想定してペットに関する防災対策をしている人はどれくらい?

アイペット損害保険は2月29日、ペットのための防災対策に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2024年2月6日~7日、調査対象は犬・猫(ペット)飼育者、有効回答は1,000人。

まず、災害を想定してペットに関する防災対策を行っているか質問すると、「全くしていない」が35.6%を占め、「あまりしていない」(38.4%)と合わせると74.3%が防災対策を進められていないことがわかった。

また、同行避難に関する文章を提示し、それが「同行避難」「同伴避難」どちらを示しているかを尋ねると、正解したのは59.2%で昨年より4.7ポイント増加。一方、「同行避難が原則」であることを認識していたのは19.6%で、8割以上が「知らない」と答えた。

最寄りの指定避難所のペット受入れ体制については、83.6%が「知らない」と回答。ペットと一緒に避難生活を送ることを想定した場合の避難先でのペットに関する心配事については、「慣れない場所でのトイレ」「他人やほかのペットとのトラブル」などが上位に並んだ。

災害時に備え、ペットを避難させる方法を事前検討しているかを聞くと、すでに「検討している」は15.3%にとどまり、「これから検討していくつもり」が36.2%との結果に。また「検討していない」と答えた人の約3割が「ペットを預けるあてがないから」と回答した。