百貨店の「大丸」をかたって高齢者のキャッシュカードを不正に入手し、現金を引き出し盗んだ疑いで男3人が逮捕されました。 窃盗などの疑いで逮捕されたのは、大阪市の会社役員、李・井勝こと鈴木昇容疑者(32)と神戸市の会社役員で中国籍の李鑫容疑者(37)、住居不定・無職の喜多紘史被告(31)です。 警察によりますと、李容疑者と喜多被告は去年8月、別の人物と共謀して福岡市の90代の女性に電話をかけ、大丸の従業員をかたり「クレジットカードが偽造されている可能性がある」とウソをついてキャッシュカードを不正に入手し、現金50万円を引き出して盗んだ疑いです。 鈴木容疑者も喜多被告と共謀し、同様の手口で80代の女性から100万円を盗んだ疑いがもたれています。鈴木容疑者と李容疑者は容疑を否認しています。 警察は、手口などから背後に中国人グループが介在している可能性を視野に捜査を進める方針です。