「サイバー犯罪の犯人として訴えられている」60代女性がウソの電話きっかけに計2千万円余りの詐欺被害

名古屋市中川区の60代の女性が「サイバー犯罪の犯人として訴えられている。取り下げにはお金を用意する必要がある」などとウソの電話を受け、現金など合わせて2000万円余りをだまし取られました。

警察によりますと、2月1日、名古屋市中川区に住む60代の女性の携帯電話に男から「サイバー犯罪の犯人として訴えられている。訴えを取り下げるにはお金を用意する必要がある」などと電話がありました。

女性は指示に従い、20日までに電子マネー130万円分の利用IDを電話で伝えたほか、4回にわたって現金1900万円を宅配便で送ったということです。

2月28日に送金を済ませたことを電話で伝えようとしたところ、相手の番号が使われていなかったため、警察に相談したことで事件が発覚しました。

警察は架空請求による詐欺事件として捜査しています。