犬猫のくしゃみや鼻水 実はそれ… 約半数は知らない事実に驚愕!

くしゃみや目のかゆみなどを引き起こし、多くの人を悩ませている花粉症。
政府が対策を発表するなど、社会問題にもなっています。
そんな花粉症ですが、発症するのは、人間だけなのでしょうか。
空気中の花粉が原因なら、ほかの動物にも影響しそうですが…。
動物病院の運営および往診サービスを提供している、株式会社TYL(以下、TYL)によると、「犬や猫も花粉症になる」とのこと!
TYL取締役兼アニホック動物病院グループ総獣医師長の藤野洋さんによると「季節性のアレルギー症状によって、結膜炎や鼻炎症状、皮膚のかゆみが起こり、春の時期は、動物病院の受診が増えることもある」とのことです。
しかし、犬猫の飼い主428名に「ペット(動物)も花粉症になることを知っていますか?」と質問すると…。
約半数の飼い主が「犬や猫にも花粉症があることを知らない」という結果になりました。
また「飼っている犬または猫は、今年花粉症(アレルギー)の症状が出ましたか?」という質問をした結果がこちら。
約75%の人が「いいえ」か「わからない」と回答しています。
この結果から、飼い主が犬や猫が花粉症になることを知らず、発症していても気が付けていないケースもあると考えられますね。
では、実際に愛犬や愛猫が花粉症と疑わしい時には、どうすればいいのでしょう。
藤野さんによると、アレルギー対策の基本は「アレルギー物質に接触させない」ことだそうです。
「散歩中にアレルギーの可能性のあるものに接触させない。身体に付着した場合はふき取るようにする」ことが、対策になるとのこと。
※写真はイメージ
動物病院によっては、採血など、さまざまな方法でアレルギー検査を行える所もあるようです。
まずは、多くの飼い主が「犬や猫も花粉症を発症する可能性がある」という事実を知ることが、愛犬や愛猫と健康に過ごす第一歩かもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]