【井上咲楽の本音】復党の予感も…世耕氏の今後に注目

自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、安倍派の座長を務めていた塩谷立氏と同派で前参院幹事長の世耕弘成氏が離党勧告を受けました。この処分に至るまで、かなりの時間を要しましたが、処分は妥当だと思います。
離党した世耕氏といえば、昨年10月に岸田文雄首相に「リーダーとしての姿が示せていない」などと苦言を呈したこともありましたね。離党したばかりにもかかわらず、近大の入学式で祝辞を述べていたのは、かなり驚きましたし「批判を受けてもダメージは受けていないのかな」と感じました。時がたてば、復党する予感もするので、今後の動きは引き続き注目していこうと思います。
また、職業差別と受け取れる不適切な発言で、批判を受けて辞職する意向の静岡・川勝平太知事の件も非常に話題となっていましたね。川勝氏には静岡で取材したことがあり、街頭演説などを見ていても場所によって発言を変えるなど、とてもクレバーだなという印象を持っていました。
高齢者と話す時は、政治的な話を一切せずに雑談するなど、人との和を大切する政治家だと思っていました。だからこそ「野菜を売ったり牛を世話したりすることと違い、県庁は頭脳や知性が高い」といった発言を聞いた時は「え、川勝さん本人が本当に言ったの?」とビックリしました。政治家は発言ひとつが命取りになることは十分、分かっていたと思いますが、本当に取り返しのつかない発言をしてしまったなと思いました。
さて、今年度の目標をたくさん考えてみましたが、料理好きであることをもっとたくさんの方に知ってもらいたいと思っています。実は5月24日に初のレシピ本「井上咲楽のおまもりごはん」(主婦の友社)を発売することも決まったんです! これを機に、いつか料理番組にも出演してみたいです。(タレント)