自らと向き合い、ありのままの姿を描いていく自画像。
鏡を何度も見ながら筆を動かしていると、外見だけでなく、心の内に秘められたその内面も、作品に自然と映し出されていくといわれています。
とりにく(@tarakosan114)さんが公開した、渾身の自画像に、多くの人から反響が上がりました。
ある日、とりにくさんがX(Twitter)に投稿したのは、大学の課題として提出したという、自画像でした。
油絵具を使い、自分の姿をキャンバスへと描いた、とりにくさん。魂を込めた甲斐があり、凄まじい存在感を放つ作品が完成しました。
しかし、いざ自分の作品が展示されると、ほかの人の絵を見比べた上で、こう思ってしまったのです。なぜならば、その存在感はいろんな意味でより増していたのですから…。
「なんだか、自分の作品だけおかしい…」
きっと、この写真を見た人は、誰もが首をかしげたことでしょう。「自画…像…?」と。しかし、これは間違いなく自画像なのです。
和装と髷(まげ)をこよなく愛しており、自分の好きなスタイルを貫いているという、とりにくさん。
この自画像を描いた際も、もちろん『いつもの服装』をしていたのだとか。令和の現代に撮影された1枚とは思えない光景ですが、映画のワンシーンと思えるほど、さまになっていますね!
オンリーワンの輝きを放つ、とりにくさんの作品に対し、ネットからは「これは五度見するやつ」「なるほど自画像ね。…え?」といった驚く声が続出しました。
「僕のことを知らない人が見たら、これが自画像だなんて信じてくれないだろう」と話す、とりにくさん。
たとえ自画像と気付かなかったとしても、和装や髷の素晴らしさは、作品を通して見た人全員に伝わったことでしょう!
[文・構成/grape編集部]