酒気帯び職員免職 指導主事、山武で事故 千葉県教委

千葉県教委は18日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで山武署に逮捕された県教委学習指導課の江波戸直希指導主事(47)を懲戒免職処分にした。

 県教委によると江波戸主事は7日夜、東金市内の飲食店へ自家用車で向かい、元同僚と飲食。ビールをジョッキで3~4杯、ハイボールをグラスで1~2杯、焼酎のお湯割りをグラスで2杯程度飲んだ。代行運転で帰宅したが、財布がないことに気付き、自分で運転して店に戻った。

 店で財布を受け取り、自分の運転で帰宅中だった翌8日未明、山武市内でガードレールに衝突する事故を起こしたことで酒気帯び運転が発覚し、現行犯逮捕された。

 江波戸主事は八日市場簡裁から罰金50万円の略式命令を受け、納付。県教委の聞き取りに「酒を飲んだことで判断が鈍った」と話しているという。

 県教委は「学校現場を指導する立場の職員を処分することは、県民の信頼を失墜させる事態で、非常に重く受け止めている」と謝罪。来年1月、県教委や県立学校の職員を対象に、外部講師を招いた不祥事根絶の研修会を開くとしている。