「びっくりで夢のよう」 沖縄の14歳、ミス・ティーンアジア代表に 当日のアクシデントを切り抜けた機転

沖縄市の沖縄東中2年生の藤田芽生さん(14)がこのほど、東京で開かれた「ミス・ティーンインターナショナル2023日本大会」で226人の応募者の中からアジアオセアニア代表に選ばれた。また、オンラインでの人気投票を競う「ピープルズチョイス」でも1位を獲得したほか、ベストドレス賞も同時受賞。藤田さんは「受賞したのがびっくりで夢のよう。まだ実感が湧かない」と興奮冷めやらぬ様子で語り、今夏の世界大会での活躍を誓った。(中部報道部・仲村時宇ラ)
小学生の頃からダンスなどに取り組み、人前で活動するのが好きだった藤田さん。中学生になってからはモデル活動を始め、県外のイベントなどに出演するようになった。
母の弥生さん(51)は娘がモデルとしての活動を1年ほど続ける中で、体調管理やトレーニングなどに自主的に取り組む姿を見て「モデルとしての自覚が出てきた」と感じた。コンテストの存在を知り、一つの挑戦として出場を勧めた。
藤田さんは、コンテスト自体に出るのが初めて。「周りのレベルが高くて、不安や怖さもあった」と話す。弥生さんと共にドレスやメークのコーディネートなどの作戦を練りに練り、本番に臨んだ。
昨年12月18日、入念に準備して臨んだコンテストだったが、当日はドレスの裾に足を引っかけてつまずいてしまうアクシデントも。
「減点されてしまう」と心が折れかけたが、直後のスピーチで機転を利かせた。「私はまだ諦めていません」とアドリブでアピールすると、見事アジアオセアニア代表を勝ち取った。
7月に米国テネシー州キングスポートで行われる世界大会に出場する予定だ。世界各地から選抜された約30人で、スピーチやファッションなどを競う。
藤田さんは「ウオーキングの技術や表情なども磨き、しっかりと準備してグランプリを取りたい」と意気込んだ。渡航費も必要となるため、今後はクラウドファンディングなどを計画している。
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