30代以下の卒業式定番ソング、3位「蛍の光」2位「仰げば尊し」 1位は…?

今年も3月に入り、卒業式シーズンが近づいてきました。
卒業式といえば、多くの世代で「仰げば尊し」を歌うことが定番だったのではないでしょうか。しかし、現代の卒業式では、以前のような定番ソングを歌う機会は減っているようです。
今回は、日本トレンドリサーチの調査結果を参考に、現代の卒業式ソング事情について見ていきましょう。
本調査では、30代以下・40代・50代・60代・70代以上の男女合計800人にアンケートを行っています。
まず、「小学校の卒業式で何を歌ったか」という質問に対しては、全体の回答で1位が「校歌」、2位が「仰げば尊し」、3位が「蛍の光」と続きました。
一方で、30代以下の世代は他の世代に比べ、「仰げば尊し」を歌ったと回答する割合は激減しています。
40代では54.4%、50代では65.0%、60代では76.9%、70代以上では75.6%が「仰げば尊し」を歌ったと回答したのに対して、30代以下では30.0%となっています。
また、30代以下では、全世代で唯一「仰げば尊し」よりも「旅立ちの日に」の方が多く歌われており、この世代から卒業式ソングの定番に変化が見られることが分かります。
30代以下の卒業式ソングは、定番の歌以外に、Jポップなども取り入れられるようになっており、以前より多様化しているようです。
例えば、今回の調査では、レミオロメンの「3月9日」、森山直太朗の「さくら」、Kiroroの「未来へ」、いきものがかりの「ありがとう」など、別れや新たな出会いも想起させる歌が卒業式の歌として取り入れられています。
次に、卒業式に着ていく服装についても各世代の回答を見てみましょう。
70代以上では「普段着」が過半数を超えているのに対して、50代以下では洋装(スーツ・ワンピースなど)が最も多くなっています。
特に最近では、卒業式に正装をしておしゃれをすることが多いようです。
卒業式では、正装で「旅立ちの日に」や流行の歌をうたう。これが最近の卒業式の定番のようです。
[文・構成/grape編集部]