3日~4日は北陸や東北日本海側で大雨 関東甲信~九州は猛暑 体温超えの所も

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明日3日(水)~明後日4日(木)は、北陸や東北日本海側で激しい雨が降り、大雨になるおそれがあります。関東甲信~九州は梅雨の中休みで、猛烈な暑さになる所があるでしょう。体温を超えるような暑さになる所もありますので、熱中症には厳重に警戒してください。
明日3日(水)~4日(木) 北陸や東北日本海側で大雨のおそれ

今日2日(火)は梅雨前線が中国地方~近畿付近にのび、前線に向かって暖かく湿った空気が次々に流れ込んでいます。九州北部や中国地方では、局地的には1時間に50ミリ以上の滝のような非常に激しい雨が降りました。福岡県と山口県では、これまでの大雨で土砂災害の危険度が高まった所があり、土砂災害警戒情報が発表された地域もありました。土砂災害警戒情報は午後3時半には解除されましたが、崖の近くや増水した川にはまだ近づかないようにしてください。明日3日(水)は、梅雨前線は本州付近をさらに北上して、明後日4日(木)にかけて日本海~東北北部付近まで北上する見通しです。大雨のエリアは北へ移動します。北陸~東北の日本海側を中心に雨量が多くなる所があるでしょう。特に、明日の夜~明後日の朝にかけては局地的に道路が川のようになるほどの激しい雨が降りそうです。北陸では、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まります。土砂災害などに警戒してください。
大雨の時に危険な場所

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
明日3日(水)以降 35℃以上の猛暑日続出 静岡は38度と体温超えの日も

明日3日(水)~5日(金)頃にかけては、一時的に太平洋高気圧の勢力が強まって、関東甲信~九州では梅雨の中休みになりそうです。強い日差しが照りつけて、35℃以上の猛暑日になる所があるでしょう。宮崎では連日の猛暑日になりそうです。4日(木)は東海で猛暑日になる所が多く、静岡で38℃と体温を超える暑さになるでしょう。暑さを避けて、ノドが渇く前から水分をとるなど、熱中症には厳重に警戒してください。また、夜の気温が下がりにくいこともポイントです。関東甲信~九州では熱帯夜(夜間の気温が25℃を下回らない)になる日が多いでしょう。寝ている間の熱中症にも注意が必要です。
夜間の熱中症を防ぐには

夜から朝にかけて気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは2つあります。①寝る前に水分補給をしましょう。熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。②エアコンを上手に使いましょう。熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンはオンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。
梅雨末期の大雨に注意

10日(水)以降は梅雨前線が本州付近に停滞しやすく、東北~九州では梅雨空が続きそうです。前線の活動が活発になり、同じような所に発達した雨雲がかかり、雨量が多くなることも考えられます。今年は梅雨入り早々、大雨になった所がありましたが、梅雨末期の大雨に注意が必要です。この期間は、日差しが少なくても関東甲信~九州では真夏日(最高気温が30℃以上)が多いこともポイントです。連日の蒸し暑さで、体調を崩さないよう、お気をつけください。