動物と人間は、直接言葉でコミュニケーションをとれるわけではありません。
しかし、愛をもって生活をともにすることで、自然と相手が何をいいたいのか、何を考えているのかを察知できるようになるのです。
動物側も、人間の声色や表情の変化などを読み取り、心でコミュニケーションをとろうとしてくれているのでしょう。
毎年、気温が下がるとインフルエンザが流行します。子供は免疫力が低いため、大人と比べると感染しやすいのだとか。
なみそ(@omochi_nam01)さんの小学生になる息子さんも、2023年の3月に感染してしまった1人。
少しでも身体を休ませるため、なみそさんは発熱した息子さんを寝かし付けることにします。
体調不良を察したのか、猫のおもちちゃんは、朝から晩まで息子さんにべったり。きっと、いつもと様子が違うことを感じ取り、心配になったのでしょう。
おもちちゃんが見守る中、目を覚ました息子さん。すると、寝起きでこのような第一声を発したのです。
「おもちはどこ…?ああ、ここか」
インフルエンザになった息子の側を、朝から晩までずーっと側を離れない、ネコのおもち。 さっき息子がふっと目を覚ましたんだけど、第一声で「おもちどこ?…あぁここか」と言っておもちを撫でて、安心したのかまたフワッと寝始めた。 相思相愛やなぁ。。 pic.twitter.com/7oTtn6b066
息子さんを心配するおもちちゃんと、目覚めてすぐに、おもちちゃんを呼んだ息子さん。
1人と1匹の強い絆を感じる姿に、なみそさんは「これが相思相愛というものか」と再認識したといいます。
優しさと愛にあふれたエピソードは多くの人の心を打ち、「こんなの泣いちゃう…」「優しい世界だ」といった声が寄せられました。
実はこの家で、体調が悪いのは息子さんだけではありません。親であるなみそさんも、腰を傷めて寝込んでいました。
そして、なみそさん宅の猫たちはどんな対応をしたかというと…。
寝込むなみそさんをじっと見つめる、愛猫たち。その姿を見て、なみそさんは「弱った獲物の頭上で旋回するハゲワシのようだ」と思ったのだとか。
きっと、息子さんを看病するおもちちゃんと同様に、家族を心から心配している…と信じたいですね!
[文・構成/grape編集部]