栄光ゼミナールは、「小中高生の資格・検定に関する調査」の結果を2024年8月22日に発表した。調査は2024年7月6日~16日の期間、栄光の教室に通う小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者2,633人を対象にインターネットにて実施したもの。
子どもの資格・検定試験の受検経験について尋ねたところ、「中学生保護者(以下、中学生)」(90.4%)、「高校生保護者(以下、高校生)」(95.4%)共に9割以上が「受検したことがある」と回答。また、「小学生保護者(以下、小学生)」(73.4%)も7割以上という結果に。
「資格・検定試験を受検したことがある」人に目的を尋ねると、小学生で最も多かったのは「学習や習い事で身につけた知識やスキルの定着度合いを測るため」(63.5%)だった。
また、「学習のモチベーション向上のため」(42.4%)や「子どもの得意分野や興味を広げるため」(33.6%)の項目では、中学生・高校生と比べて小学生の方が多いことが明らかに。
中学生では「入試に役立てるため」(62.7%)が最も多く、次いで「学習や習い事で身につけた知識やスキルの定着度合いを測るため」(53.3%)と続いた。高校生での最多は「入試に役立てるため」(75.1%)が7割を超え、高値を示した。
続いて、オンラインの受検経験について尋ねたところ、「受検したことがある」の回答が最も多かったのは高校生(33.5%)で、次いで中学生(14.3%)、小学生(13.8%)との結果に。
子どもが取得している資格・検定のうち、英語に関する資格・検定の有無を尋ねると、高校生の96.0%、中学生の87.2%、小学生の54.5%が「ある」と回答。
取得している英語に関する資格・検定の種類については、「実用英語技能検定(英検、英検Jr. 等)」が最も多く、小学生・中学生・高校生いずれも95%以上にのぼった。
子どもが「英語に関する資格・検定がある」人に、今後の子どもの受験での活用について尋ねたところ、いずれも「活用できるのであれば積極的に活用したい」との割合が多く、特に中学生が6割を超える結果に。
「資格・検定を活用した入試形式で受験する予定」の回答では、高校生は25.7%と、小学生・中学生と比べて多かった。
続いて、英語に関するもの以外で取得している資格・検定の種類を尋ねると、いずれも最も多かったのは「日本漢字能力検定(漢検)」(小学生:57.2%、中学生:56.1%、高校生:56.9%)で、6割弱が取得していることが判明した。
また、「実用数学技能検定(数学検定・算数検定)」も小学生15.0%、中学生16.9%、高校生19.3%が取得していると回答。
「子どもが高校生までの間に、取得してほしいと思う資格・検定がある」(小学生:88.5%、中学生:92.0%、高校生:87.5%)と回答した人に、その種類を尋ねると、「実用英語技能検定(英検、英検Jr. 等)」がいずれも7割前後で最多となった。次いで、「日本漢字能力検定(漢検)」、「TOEIC/TOEIC Bridge」と続いた。