不倫の証拠をつかめない妻 現役探偵が見抜いた、夫の手口に「想像の斜め上」「素人には無理」

パートナーには内緒で異性と深い交流を重ねる浮気。「まさかウチの人に限って…」とは思いつつ、交際相手を疑ってしまうこともありますよね。
大阪府大阪市で探偵として多くの浮気調査を経験してきたカモシカさん。本記事ではカモシカさんが語ってくれた、数ある中でも『衝撃の浮気エピソード』をご紹介します。
きっかけは、とある女性から受けた浮気調査。夫の浮気を疑いながらも確証を得られなかったため、探偵への調査を決意したようです。少し特殊なのは、依頼主が浮気を疑うようになった経緯。
まず順を追って、依頼主の生活リズムを整理してみましょう。
依頼主は2階建ての自宅に住んでおり、就寝時は夫とともに2階の寝室で寝ているとのこと。
運送業に勤めている夫は朝が早く、深夜3時には家を出てしまうため、依頼主が起床する7時頃にはいつも1人になるそうです。
依頼主が夫の浮気を疑い始めたのは、自宅内の微妙な変化から。朝起きて1階に降りた際に、ソファーの位置が少し違う時があることに気付いたというのです。
その後も注意深く観察してみると、明らかに自分のものではない女性の毛髪を発見。
「依頼主が寝ている間に夫が女性を招き入れているのでは…」という疑惑が一気に高まりました。
※写真はイメージ
しかし、依頼主はどうしても不思議に思う点がいくつかあったそう。
まず、依頼主の自宅の玄関にはセンサーライトが設置されています。そのため、部外者が侵入すればかなり目立つはずなのです。

次に気になるのは、万が一センサーライトが反応しなかったとしても、玄関の扉は開閉時にかなり大きな音が鳴る仕組みだということ。
仮に主人が誰かを招き入れたとしても、恐らく時間は深夜1時前後のはずです。遅い時間ではあるものの、「今まで一度も自分がその音で目覚めなかったというのは考えにくい…」というのが依頼主の考えでした。
カモシカさんは早速、依頼主宅の張り込みを開始。間もなく依頼主の自宅で何が起きているのかが、暴かれることになりました。
張り込みを開始するカモシカさん
予想通り、夜中の1時に寝室の灯りが点灯。どうやら夫が目覚めたようです。
しかし、これだけでは単に仕事に出かける準備をしているだけの可能も。しばらく観察していると何やら玄関付近から「ガチャガチャ…」という物音が響き渡りました。
物音のする場所をこっそりと確認すると、そこには外壁に設置された冊子を取り外そうとする女性の姿が…!
しかも依頼主の夫がその女性の侵入をサポートしているようなのです。
どうやら、玄関のライトや大きな物音を警戒した夫が、浮気相手のために別の侵入口から女性を招き入れていた模様…。
あまりの大胆な手口に、さすがのカモシカさんも絶句したのだとか。
※写真はイメージ
衝撃の事実はこれだけではありません。依頼主宅の張り込み終了後、浮気の証拠を確保して依頼主に報告したカモシカさん。
後処理の際に夫の所持品など確認したところ、その中には睡眠薬があったというのです。

玄関を使わなかったとはいえ、浮気相手が侵入する際はどうしても物音が聞こえてしまうでしょう。
その音に気付かれないよう、夫が睡眠薬で依頼主を眠らせていた可能性が出てきたのです…。
※写真はイメージ
もし夫が本当に依頼主に睡眠薬を盛っていたとして、妻が意識障害などを引き起こした場合、傷害罪にあたる可能性もあります。
「そこまでするか」といいたくなるほどの事実に、恐怖を禁じ得なかったというカモシカさんなのでした。
カモシカさんのInstagramには、浮気にまつわるエピソードのほか、探偵目線のさまざまな防犯対策などの情報が投稿されています。気になった人は覗いてみてくださいね。
tantei_kamoshika
[文/キジカク・構成/grape編集部]