1LDKのすべてのモノの平均資産価値は100万円超!? 間取りごとの”家ナカ資産”をメルカリが調査

メルカリが、春からの新生活にあわせ全国の「メルカリ」利用者164人に対して家庭内に関する調査を実施した。期間は3月11日から3月12日で、対象は10代~70代以上の男女、手法はメルカリのアプリ内調査。

「1年前と比較して物価が上昇していると感じますか」という質問に対して、97.1%の人が「1年前と比較して、物価が上昇していると感じる」と回答。

メルカリは、春の新しいことが多い新生活スタートの季節である一方、近年の物価高騰を受け、生活コストが上がり、生活必需品以外での支出は逼迫状況にあると分析している。

また家庭内にあるすべてのモノの数量調査および「メルカリ」の平均取引価格により家の中にあるモノの価値を金額に換算した数値を指す 「家ナカ資産」 を割り出した。また、間取りごとの平均値を算出したところ、1Rが66万6,256円、1LDKが108万3,816円、3LDKが168万2,894円という結果に。

間取りごとの”家ナカ資産”アイテム差も見られるとメルカリは分析。

1RではCD・DVDや書籍といったホビー商品に寄ったモノが多く、1人暮らしで趣味を楽しむアイテムを持っていることが伺える。1LDKでは、リビングエリアにおけるキッチングッズ・食器の平均保有数が最も多く、2人以上の生活で人数分の食器やカトラリーが揃えられている。さらに、3LDKではその他の部屋におけるおもちゃ・ホビー用品の平均保有数が多く、子供のいる家庭でおもちゃやぬいぐるみなど、子供のアイテムが持たれる傾向にあることが判明した。

また、1LDK以上の間取りでは、アパレルアイテムやアクセサリーが寝室エリアに多い傾向にあることが分かった。起床後、寝室内で身支度を済ませられることから、クローゼットや収納スペースが設けられ、身に着けるアイテムが寝室に集中していることが考えられる。

また「新生活に向けて売ってみたいもの家にあるモノ」という質問項目では、4月の新生活のタイミングで書籍や、トップス、ジャケットなどのファッションアイテムを売ってみたいという意見が集まった。

加えて、これらの商品を売ってみたい理由として「捨てるより、他の人に使ってほしいと思うから」という回答が28.6%と最も多く、リユースやサステナビリティへの意識の高まりが伺えるなか、「物価上昇下で、生活費やおこづかいなど、金銭を稼ぐため」の回答が次点で14%となっており、生活費に充てるためにモノを売りたいニーズがわかった。

新生活「メルカリ」活用術として「4月に売れやすいモノランキングTOP10」も作成した。昨年4月における「売れた個数」を基準に算出をしている。

受験シーズンが終わったことで、参考書が前月よりもランクアップ。受験生が実際に使用していた参考書がまとめて出品されることから、翌年に受験を控える次の学年の学生が実用的な受験対策として参考書を購入すると考えられる。また、春で気候が暖かくなり、半袖、袖なしTシャツのニーズの高まりも見える。

さらに地域別の平均 “家ナカ資産”TOP3は、1位「九州・沖縄地方」(140万3,474円)、2位「東京都内」(133万1,496円)、3位「北海道・東北地方」(114万7,164円)という結果に。

地域別で所有数のギャップが大きかった商品を調査すると、九州・沖縄地域や、北海道・東北地域は他の地域と比べてメイク用品やスキンケア用品、ネイル・ヘア・ボディーケア用品の所有数が多く、美容への興味関心が高いことが伺えた。