「素晴らしい作品をありがとう」 ウルトラマンシリーズ『スペシウム光線』など描いた、飯塚定雄さんが逝去

2023年3月30日、特撮に欠かせない『光線』を作り出す光学作画の第一人者として多くの作品で活躍した、光学合成技師の飯塚定雄さんが、同月24日に亡くなっていたことが分かりました。88歳でした。
飯塚さんは誤嚥(ごえん)性肺炎で亡くなったとのことです。
『ウルトラマン』シリーズを中心に手掛ける、円谷プロダクションは、飯塚さんの訃報を受けこのようにコメントを発表しています。
ウルトラマンのスペシウム光線をはじめ、数々の「光」で円谷プロ作品を彩っていただきました。
飯塚定雄さんのご生前のご功績を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。
@tsuburayaprod ーより引用
飯塚さんは、1966年から放送された特撮テレビドラマ『ウルトラマン』(TBS系)で『スペシウム光線』を描くなど、多数の仕事をこなし光学作画の第一人者となりました。
また、2015年には長年にわたって光学合成に従事した功績から『平成27年度 文化庁映画賞 映画功労部門』を受賞。2022年には映画『シン・ウルトラマン』で光学作画を担当しています。
飯塚さんの訃報に対し、ネットからは悼む声が上がりました。
・私の「特撮作品が好き」というのは、「光学作画が好き」と同義です。子供の頃から大変な影響を受けました。ありがとうございました。
・『ウルトラマン』シリーズにはなくてはならない人だった。ご冥福をお祈りいたします。
・誰もが観たことのある光線を作り出した偉大な人だ。残念でなりません。素晴らしい作品をありがとう。
飯塚さんのご冥福をお祈りいたします。
[文・構成/grape編集部]