北海道の1か月予報と桜の開花予想 4月も気温は高めで季節は足…の画像はこちら >>
向こう1か月は、気温が高めの傾向が続くでしょう。暖かい空気が流れ込みやすく、桜の開花の便りも平年より早く届きそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。
1週目(4月1日~7日) 晴れてぽかぽか陽気となる日が多そう
今日(30日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。明日(31日)は、朝までは西半分の地域を中心に雨の降る所が多いでしょう。日中は西から雨はやんで、広く晴れ間が戻りますが、道東方面では山沿いを中心に雨の降る所がありそうです。大雨にはならない見込みですが、一時的に降り方が強まることはあるでしょう。その後、4月1日以降は高気圧の圏内で、晴れて日差しに恵まれる日が多く、新生活も柔らかな日差しとともにスタートを切ることができそうです。次に広く天気が崩れるのは、5日(木)頃からとなります。前線を伴った低気圧が北海道付近を通過し、6日(金)頃にかけて雨が降りやすくなるでしょう。低気圧や前線の通るコースによっては降り方や風が強まることもありそうです。最新の気象情報を確認してください。気温は平年より高い日が多いでしょう。日中は10度以上と、二桁の気温まで上がる所が多くなりそうです。日差しのもとではぽかぽか陽気となり、雪の残っている山沿いなどの地域でも雪解けが進みそうです。過ごしやすい気温にはなりますが、なだれや融雪による土砂災害などには引き続き注意してください。
2週目(4月8日~14日) ぐずついた天気となる日も
低気圧や前線の影響を受けやすくなるため、平年より晴れの日が少ないでしょう。南から暖かく湿った空気が流れ込むと、太平洋側を中心に曇りや雨となり、沿岸では霧がかかることもありそうです。2週目は全般に日差しが少なく、ぐずついた天気となる日が多くなるかもしれません。なお、例年の北海道は、この頃でもひとたび上空に寒気が入ると、山沿いを中心に雪が降ることもありますが、今年は気温が高めの傾向が続くため、雪ではなく雨で降る可能性が高くなっています。
3~4週目(4月15日~4月28日) 引き続き高温傾向 桜の便りも届きそう
日本海側とオホーツク海側では、天気は数日の周期で変わるでしょう。太平洋側では、平年と同様に晴れる日が多くなる見込みです。気温は平年より高く、日差しのもとでは春のぽかぽか陽気を感じられるでしょう。この頃になると、北海道にもようやく桜の便りが届き始めますが、今年は3月から高温傾向が続いているため、いつもよりも早い開花・満開を迎えそうです。なお、晴れて日差しに恵まれ、気温が上がるということは、北海道でも花粉が飛びやすくなりそうです。すでに札幌や函館ではハンノキ・スギ花粉が飛散し始めています。今年は気温が高めということもあり、花粉症の方は、早めの対策を心がけるようにしてください。
桜の開花予想発表
本日(30日)、日本気象協会は「2023年桜開花予想(第7回)」を発表しました。これまでも全国的に気温が高めに経過し、開花や満開を迎えた所でも記録的な早さとなっている地域があります。北海道でも3月のこれまでの気温が平年よりかなり高く、今後の気温も高めの傾向が続く予想で、各地で平年より早い開花となりそうです。北海道への桜前線の上陸は4月18日に松前からスタートとなり、函館4月20日、札幌4月23日、旭川4月26日など、主要都市でも大型連休前に開花を迎える地域が例年より多くなりそうです。お花見の予定などは早めに立てておくと良いかもしれません。