長崎県は13日、後輩の20代男性職員に対し、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントを長期間繰り返したとして、水産部の係長級の男性職員(52)を停職3カ月と一般職への降任▽水産部の別の係長級の男性職員(47)を停職2カ月と一般職への降任――の懲戒処分にしたと発表した。
3人は宿泊を共にする職場の同僚。パワハラなどは2018年秋ごろから始まり、職場が別になった20年度を除き、22年1月末まで確認された。業務上のミスに対し、罰金箱を設置して現金の入金を指示したり、日常的に「バカ」「アホ」といった暴言を吐いていた。また入浴中の写真を撮り罰金箱に張り付けるなど、ハラスメント行為を繰り返していた。
被害者の職員が22年2月末に県人事課に相談し発覚。4月から事実確認や聞き取り調査をしていた。県の聞き取り調査に対し、2人は「業務指導や、からかうつもりでやってしまった」と話しているという。3人は4月の定期人事異動で、それぞれ水産部内の別部署に移ったという。