吉田一誠容疑者(32) 化粧品転売、3億円売り上げか 他人クレカ悪用疑いで男逮捕―警視庁

不正入手した他人のクレジットカードで化粧品を買い、転売したなどとして、警視庁は24日までに、窃盗などの疑いで、古物商吉田一誠容疑者(32)=東京都港区虎ノ門=を逮捕した。2018年11月からの3年間で、約3億円を売り上げたとみて調べる。

サイバー犯罪対策課によると、吉田容疑者は他人のクレジットカードで商品を不正購入するグループのリーダー格。高額転売できるサプリメントや化粧品などのリストをグループに渡し、商品を購入させていた。
 自宅に届いた荷物を報酬を得て転送する「荷受け代行」を利用してグループから商品を受け取り、通販サイトで転売を繰り返していた。
 昨年までに16人が摘発されたグループへの捜査で吉田容疑者の関与が浮上。「クレジットカードを不正利用し購入していると気付いていた」と話し、容疑を認めているという。
 逮捕容疑は昨年2月、不正入手した栃木県の20代女性のカードで約3万7000円のサプリメントを購入し、窃取するなどした疑い。