【衆院選・新潟1区】親しみやすさアピールの自民・前職に「総理を目指す」立憲・前職と維新・元職 共産・新人は若者に意見聴取

衆院選への出馬を予定する候補者も、解散後初そして公示前最後の連休を有効活用。イベントに顔を出すなど支持拡大に向け奔走しています。秋晴れのもと、新潟市で10月13日に行われたマラソンイベント。そのスタート地点でランナーに声援を送っていたのは【塚田一郎さん】「がんばれ行ってらっしゃい!ファイトー」新潟1区から出馬する自民党の前職・塚田一郎さんです。ランナーの姿に自身を重ねたようで…【塚田一郎さん】「選挙も心の格闘技だ!そう弱気になってはいけない、勝ち抜かなければならない」政治資金の問題などで自民党に対する逆風が吹く中で、迎える10月15日の公示。【塚田一郎さん】「選挙戦を通して全力疾走でいきたい」様々なイベントにも顔を出し、精力的に有権者と触れ合います。【マジシャンと塚田一郎さん】「お~危ない!ファイヤー」イベントで昼食をとりながら…【塚田一郎さん】「では、塚田一郎食リポさせていただきます。うーん、スパイシーな香りがします!」厳しい視線を寄せられる党を尻目に、親しみやすさをアピールしていきます。【塚田一郎さん】「いろんな方とお話することは大事なことなので、しっかり市民の声を受け止めて頑張ります」
一方…【西村智奈美さん】「でもすごいいい天気だね」ランナーに声援を送りながら、新潟の青空を満喫する立憲民主党の前職・西村智奈美さん。【有権者】「がんばってください!ファイト」こちらもイベントに顔を出し、有権者と触れ合い、笑顔を見せます。和やかな雰囲気の西村さんですが…【西村智奈美さん】「政権交代こそが最大の政治改革であると同時に、政権交代こそが生活向上につながるということを訴えていきたいと思います」10月12日の事務所開きでは、政権交代への闘志を燃やしていました。3年前に党の代表選に立候補し、その後、幹事長など党の要職を務めてきた西村さん。【西村智奈美さん】「日本初の女性の総理大臣を目指しますと、その時に申し上げた考えは、3年経っても今なお全く揺らいではおりません」女性初の総理を目指し、まずは小選挙区での勝利を狙います。
同じく総理大臣を目指すと話すのは…【石崎徹さん】「私は総理大臣を目指せる若さとフットワークがあると思っているので」日本維新の会の元職・石崎徹さんです。連休最終日・公示前日の10月14日は吉村洋文共同代表が応援に駆け付けました。【吉村洋文共同代表】「あの裏金は本当にひどい。舐め腐っていると思います。裏金を作るような政治をやって、カネに汚い政治をやって、国民を守ります、そんなことできるんですか?できません」自民党を舌鋒鋭く批判する吉村さんの応援を背に前職2人の戦いに割って入りたい石崎さんですが、演説は謝罪からのスタートです。【石崎徹さん】「まずは地元の皆様にご迷惑をおかけしたこと、お詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」しかし吉村共同代表は、元秘書への暴行問題で議員辞職した過去も含め、石崎さんの再起を後押しします。【吉村洋文共同代表】「再チャレンジが認められる社会であるべきだと思っている。石崎さんは過去のことを反省し、新潟のため、日本のために再チャレンジするということですので、若き挑戦を応援したいと思う」【石崎徹さん】「停滞感漂う政治を刷新していくということを訴えていきたい。自分自身を刷新するという意味も込めている」
一方、10月13日新潟駅南口の広場にいたのは、共産党の新人・中村岳夫さんです。【中村岳夫さん】「こんにちは。すみません今若い人たちにアンケートをお願いしておりまして」若者が政治に願うことをアンケート!【中村岳夫さん】「賃上げ、賃上げ、あ~いまあれですか、やっぱり残業多い?」「お、学費を下げて欲しい、学生さんでいらっしゃる?」「ちなみにフランスの国立大学の学費、年間いくらか知ってます?普通知らないよね、年間2万2000円です」マイクを握るのではなく、調査をしながら若い有権者ひとりひとりに最低賃金1500円以上・学費無償化を目指すといった共産党の公約を説明。自民党の違いを打ち出し支持拡大を狙います。【中村岳夫さん】「本当にいまの政府は、若者を育てる気があるのかと言いたいですよね。未来を担う若者のためにこそ予算を使われるべきだろうと」