強盗?誘拐偽装?31歳男が覆面姿で知人襲撃、鼻へし折る 直後に“人質役”18歳少女も登場「身代金」強奪のシナリオだったが…相川洋輔容疑者

知人男性に重傷を負わせ現金などを奪ったとして、警視庁野方署は20日、強盗致傷の疑いで、東京都豊島区北大塚、職業不詳、相川洋輔容疑者(31)と交際相手で住所不定、アルバイトの少女(18)を逮捕した。相川容疑者は「逮捕してもいいが、事実は少し違う」と供述、少女は「関係ない」と否認している。

 逮捕容疑は18日午前、中野区新井のアパートの一室で、住人の専門学校生の男性(25)の顔や頭を殴るなどし、現金約3万円や携帯電話を奪ったとしている。男性は鼻骨骨折など1カ月の重傷。

 同署によると3人は顔見知りで、相川容疑者は覆面姿でアパートに押し入った。直後に少女がアパートを訪れ、相川容疑者が「1千万円を用意できなければ人質として預かる」と男性に告げて少女を連れ去ったという。

 相川容疑者の携帯電話には、少女と事件についてやりとりした形跡があった。少女が強盗現場に居合わせて略取されたように装い、身代金名目で金を奪おうとしたとみられる。