各地で桜が見頃を迎えている新潟県内。花見客の飲食などが解禁され、にぎわいが戻りつつある一方で、懸念されているのが花見会場のゴミ問題です。その現状を取材しました。
【桶屋美圭アナウンサー】
「新潟市中央区の白山公園です。お花見日和が続いていて、食べ物や飲み物を片手に、お花見をする人も多いのではないでしょうか?皆さん、そのときに出たゴミどうしていますか?」
【花見客】
「ゴミ袋にまとめて、各自持ち帰る」
【花見客】
「ゴミ袋を持っているので、またリュックに入れて持って帰る」
過去最も早い桜の開花に、飲食の解禁もあって、連日にぎわいを見せる県内。
3月31日、日が落ち、会場内のぼんぼりが灯り始めていたのは、上越市の高田城址公園です。
【記者リポート】
「ライトアップされた夜桜がとてもきれいです。公園内には、この夜桜とともに飲食を楽しむ人の姿が多く見られます。中には、お酒を飲んでいる人の姿も」
日本三大夜桜の一つとして知られる高田城址公園では、4年ぶりに飲酒が解禁されたほか、公園内での飲食の制限もなくなりました。
【花見客】
「きょうは3家族で飲みに来た。やっと解禁したので」
【花見客】
「やっぱり外で飲むのは最高」
【花見客】
Q.桜はどう?
「きれい」
次第に活気が戻りつつある一方で、懸念されるのが花見会場での『ゴミ問題』です。
一夜明けた午前6時前、公園内を歩くと…
【記者リポート】
「缶詰のふたでしょうか。また、近くにはタバコの吸い殻も捨ててあります。こちらにもゴミが捨てられています。お菓子や赤ちゃんのおむつのようなものも捨てられています」
公園内の一部には、ポイ捨てされたゴミ、カラスが散乱させたゴミが見られました。
【ボランティア】
「盛り上がってくれるのはうれしいが、マナーはある程度守ってほしい」
上越市などは、こうしたゴミを片付けるため、朝6時から有償ボランティアを募り、景観の維持に努めています。中でも、ポイ捨てで目立つのはタバコの吸い殻です。
【ボランティア】
「捨てる場所あるんだけど、やたらと落ちている。吸い殻が一番多い。あと紙、次いでペットボトルとか缶」
上越市などは、公園内に数カ所ゴミ捨て場を設置して対応していますが、会場内に持ち込んだゴミは、極力持ち帰るよう呼びかけています。
【ボランティア】
「こういうのは、マナーをしっかりやればいい」
花見に訪れた人たちが気持ちよく楽しめるよう、一人ひとり、マナーを守った行動をとることが大切です。