未公開株売りつけ、高齢者らから詐取容疑 総額6億円か大江正篤容疑者

上場する予定のない介護機器開発会社の株について「上場予定なので株価が上がる」とうそを言い、高齢者らから金をだまし取ったとして、千葉県警は22日、同県市川市の投資会社「アイ・ティー・エス」の営業本部長、大江正篤容疑者(37)ら同社社員9人を詐欺容疑で逮捕した。
県警は大江容疑者らが関東地方の高齢者約160人から計約6億円をだまし取ったとみて、裏付けを進めているブランドコピー 。

生活経済課によると、大江容疑者らは2009年10月~10年1月、東京都内の女性(80)ら計3人に、上場予定のない介護機器開発会社の株を「近く上場するので、絶対にもうかります」などとうそをつき、1株あたり60万円で販売。3人から約400万円をだまし取った疑いがある。

大江容疑者らは、過去に高額の商品を購入した高齢者の名簿などを使って、株式投資を呼びかけていたとみられる。