外食時もカロリーやたんぱく質など、栄養バランスには気を遣いたいものですよね。
お手頃価格でサクッと食事が済ませられ、テイクアウトもできる牛丼チェーンには、意外にもヘルシーなメニューがあることをご存じでしょうか?
今回は、牛丼チェーン店舗数No.1の「すき家」から、カロリーが控えめであったり、たんぱく質がしっかり摂れるヘルシーなメニューをランキング形式で紹介します。
※ランキングは店内メニューの並盛で比較、「すき家メニュー 栄養成分一覧表」(2023年4月5日更新)を参照に作成
すき家の「丼・カレー・定食」低カロリー商品ベスト5
牛丼チェーンというと高カロリーなイメージがあるかもしれませんが、すき家にはカロリーが気になる人にもおすすめのメニューがあります。まずは、すき家で食べられる「低カロリー商品ベスト5」を見てみましょう。
なお後述しますが、ご飯の代わりに豆腐を使用した「牛丼ライト」シリーズや「お食事サラダ」シリーズは除いたランキングとなります。
○5位:納豆定食 並盛(665kcal/たんぱく質26.2g)
5位にランクインしたのは、納豆・ごはん・みそ汁・のり・たまご・おしんこがセットになった「納豆定食」(並盛:420円)。カロリーは665kcal、たんぱく質は26.2gです。
シンプルな構成でボリューム控えめなので、「それほどお腹が空いていないけど、軽く食べたい」「夜遅いので、量は控えたい」というときにもぴったりではないでしょうか。
○4位:山かけまぐろたたき丼 並盛(653kcal/たんぱく質31.5g)
4位には、「山かけまぐろたたき丼」(並盛:740円)がランクイン。「まぐろたたき丼」にふわふわもちもち食感の山かけを合わせた丼もので、カロリーは653kcal、たんぱく質は31.5gです。
しっかりとまぐろの旨みが感じられる一方、とろろを加えることで後味はさっぱりとした一品です。
○3位:とりそぼろ丼 並盛(649kcal/たんぱく質32.4g)
3位は、鶏肉を昆布とかつおの和風だしでほろ甘に仕上げた「とりそぼろ丼」(並盛:390円)。生たまごをトッピングして食べるのが特徴で、しっとりした食感にネギやゴマなどの薬味がアクセントになっています。
カロリーは649kcal、たんぱく質は32.4g。低カロリーのわりにたんぱく質がたくさん含まれているので、「カロリーは低めでも、たんぱく質はしっかり摂りたい」という人に嬉しいメニューです。
○2位:鮭定食 並盛(622kcal/たんぱく質 24.5g)
2位は、和食の定番「鮭定食」(並盛:570円)。焼き鮭とごはん・みそ汁・のり・おしんこがセットになった、何度食べても飽きがこない、安定のおいしさが魅力です。
カロリーは622kcal、たんぱく質は24.5g。香ばしい焼き鮭が食欲をそそる定食です。
○1位:まぐろたたき丼 並盛(609kcal/たんぱく質 30.0g)
すき家の低カロリー商品第1位に輝いたのが、「まぐろたたき丼」(並盛:590円)。4位にランクインした「山かけまぐろたたき丼」のとろろなしバージョンで、まぐろのたたきのおいしさをよりシンプルに楽しめます。
カロリーは609kcal、たんぱく質は30.0g。ほどよく脂ののったまぐろのたたきと、シャキシャキ食感のネギが相性抜群です。
すき家の「丼・カレー・定食」高たんぱく商品ベスト5
筋肉や臓器、肌をつくるのに欠かせないたんぱく質。すき家でたんぱく質がたっぷり摂れるメニューには、どのようなものがあるのでしょうか。続いては、すき家の「高たんぱく商品ベスト5」をご紹介します。
○5位 シチューソース炭火チキンカレー 並盛(977kcal/たんぱく質46.0g)
5位にランクインしたのは、977kcal、たんぱく質46.0gの「シチューソース炭火チキンカレー」(並盛:750円)。「炭火焼きほろほろチキンカレー」にミルキーなシチューソースをかけ、よりまろやかに仕上げています。
「炭火焼きほろほろチキン」は、ごはんが隠れるほど大きなチキンを炭火で香ばしく焼き、柔らかくなるようじっくり丁寧に蒸し上げたものです。スプーンでほぐせるほど柔らかいチキンはスパイシーなカレーにベストマッチ。この後も、「炭火焼きほろほろチキン」を使ったメニューが高たんぱく質商品として複数登場します。
○4位 ファイヤー炭火チキンカレー 並盛(990kcal/たんぱく質46.1g)
4位は、「ファイヤー炭火チキンカレー」(並盛:750円)。「炭火焼きほろほろチキンカレー」に、ガーリックと唐辛子を合わせた特製フレーク「ガリガリファイヤー」をかけたもので、カロリーは990kcal、たんぱく質は46.1gです。
その名の通り、ガリっとした食感の特製フレークがパンチのきいた辛みをプラスしてくれるので、辛いもの好きにおすすめ。
3位 炭火焼きほろほろチキン牛丼 並盛(879kcal/たんぱく質50.0g)
続いて、「炭火焼きほろほろチキン」と牛丼、両方のおいしさが楽しめる「炭火焼きほろほろチキン牛丼」(並盛:720円)が3位にランクイン。
カロリーは879kcal、たんぱく質は50.0gで、「高たんぱくベスト5」にランクインしたメニューの中では、最も低カロリーという結果になりました。
○2位 シチューソース炭火チキン牛丼 並盛(908kcal/たんぱく質51.3g)
2位にランクインした「シチューソース炭火チキン牛丼」(並盛:780円)は、3位の「炭火焼きほろほろチキン牛丼」のチキンにミルキーなシチューソースをかけたもの。
鶏肉と牛肉をダブルで楽しみつつ、スパイシーなピリ辛チキンにシチューソースをかけてまろやかさを演出した、重層的な味わいは食べごたえ抜群です。
○1位 ファイヤー炭火チキン牛丼 並盛(921kcal/たんぱく質51.4g)
高たんぱく商品1位に輝いたのは、「ファイヤー炭火チキン牛丼」(並盛780円)。やはり「炭火焼ほろほろチキン」と牛肉の両方を使ったメニューで、「炭火焼きほろほろチキン牛丼」にガーリックと唐辛子を合わせた特製フレーク「ガリガリファイヤー」をトッピングしたものです。
カロリーは921kcal、たんぱく質は51.4gと、1食で成人女性なら1日分、成人男性でも約75%をカバーできる量のたんぱく質が含まれています。1~3位のメニューのたんぱく質量に大きな差はありませんが、特製フレーク「ガリガリファイヤー」にもたんぱく質が含まれているため、「ファイヤー炭火チキン牛丼」が1位を獲得しました。
他にもこんな低カロリーメニューが
すき家には、今回ランキングで紹介したメニュー以外にも、次のような低カロリーメニューがあります。
○「牛丼ライト」シリーズ(425cal/たんぱく質25.7g)
「牛丼ライト」シリーズは、ごはんの代わりに豆腐と野菜を使ったサラダ仕立ての牛丼。「牛丼ライト」(お肉並盛:500円)のカロリーは425cal、たんぱく質は25.7gで、炭水化物を控えたい人にぴったりです。
「牛丼ライト」同様、サラダ感覚で食べられるメニューとして、糖質量に加えて、たんぱく質、食物繊維、塩分などについての基準をクリアし、「ロカボプラス」認証を取得した「お食事サラダ」シリーズもあります。
○チキン・お食事サラダ(275kcal/たんぱく質26.0g)
「チキン・お食事サラダ」(590円)は、レタスやブロッコリーなど6種類の野菜に、十六穀米や燻製香る自社製ベーコン、丁寧に蒸した柔らかいチキンをトッピングしたメニュー。275kcalと低カロリーながら、たんぱく質は26.0g、食物繊維もたっぷり含まれています。
○牛・お食事サラダ 並盛(369kcal/たんぱく質15.3g)
「牛・お食事サラダ」(590円)は、「お食事サラダ」の牛肉バージョンで、レタスやブロッコリーなど6種類の野菜に、十六穀米や燻製香る自社製ベーコン、牛肉をトッピングしたもの。カロリーは369kcal、たんぱく質は15.3gです。
高たんぱく&低カロリーな商品はどれ?
今回のランキングには登場しませんでしたが、ある程度カロリーを抑えながら、しっかりとたんぱく質を摂りたい方は、以下のメニューも要チェック。
○鮭・納豆定食 並盛(818kcal/たんぱく質40.0g)
「鮭・納豆定食」(並盛670円)は、低カロリー商品の2位と5位に登場した「鮭定食」と「納豆定食」のハイブリッド。鮭・納豆・ごはん・みそ汁・たまご・のり・おしんこがセットになっていて、カロリーは818kcal、たんぱく質は40.0gです。
○まぐろユッケ丼 並盛(719kcal/たんぱく質37.5g)
「まぐろたたき丼」に、生たまごとコチュジャンだれをトッピングしたのが、「まぐろユッケ丼」(並盛:700円)。ピリ辛のコチュジャンだれと、とろ~り濃厚なたまごが加わることで、「まぐろたたき丼」とはひと味違ったうま辛の味わいに仕上がっています。
「まぐろたたき丼」よりもカロリーはアップしますが、たまごが入ることでたんぱく質も増え、719kcal、たんぱく質37.5gとなっています。
○「とろ~り3種のチーズ牛丼ライト」お肉並盛(597kcal/たんぽく質36.5g)
「とろ~り3種のチーズ牛丼ライト」(お肉並盛:680円)は、ごはんのかわりに豆腐と野菜を使ったサラダ仕立ての牛丼「牛丼ライト」に、3種類のとろけるチーズをトッピングしたもの。
597kcal、たんぱく質36.5gと、「牛丼ライト」に比べカロリーは高くなりますが、チーズが加わることでたんぱく質量が増え、より濃厚な味わいが楽しめます。
老若男女、さまざまな嗜好の人が食事を楽しめるようにと、多彩なメニューが揃っているすき家。あなたも、低カロリー&高たんぱくメニューを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
春奈 はるな 和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。信念は「人生は自分でつくれる」。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・広報として活動中。旅行やECをはじめとした幅広いジャンルの記事を執筆している。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。ブログ「トラベルホリック~旅と仕事と人生と~(https://harubobo.com/)」も運営中。 この著者の記事一覧はこちら