中国から輸入した偽物の『iPhone(アイフォーン)』のバッテリーを販売目的で大量に所持し、アップル社の商標権を違法に侵害した疑いで、13日、携帯電話の修理販売店を経営する男らが逮捕されました。
逮捕されたのは、福岡市にある携帯電話修理販売店の社長・油利寅生容疑者(46)と、従業員で修理責任者の小田原治容疑者(61)です。
警察によりますと油利容疑者らは共謀し、去年7月、福岡市にある携帯電話の修理販売店と倉庫で『iPhone』の偽物のバッテリー、あわせて242点を販売目的で所持し、アップル社の商標権を違法に侵害した疑いが持たれています。
油利容疑者らは去年7月までに中国から偽物のバッテリーを安く仕入れたうえで、広島県を含む5都府県にある店舗で修理を行うなどして少なくとも116万円を売り上げていました。
調べに対し小田原容疑者は容疑を認めていますが、油利容疑者は「違法だとは思いません」と容疑を否認しています。警察は詳しい経緯や余罪について捜査を進めています。