家の中の空気を循環させるために欠かせない『換気扇』。
こまめに切ったほうがいいのか、それともつけっぱなしにするべきなのか、正解が分からないまま使い続けている人も多いのではないでしょうか。
株式会社松堀不動産(以下、松堀不動産)が運営する賃貸住宅サイト『あるゾウ賃貸館』に掲載されたコラムから、換気扇のおすすめの使い方を紹介します。
松堀不動産によると、換気扇は『つけっぱなし』にするのがおすすめとのことです。
換気扇はにおいや湿気を室外に出してくれる優れた機能を持っているため、音が気にならないようであれば長時間運転しておくこともおすすめです。
松堀不動産 ーより引用
特に集合住宅の場合は、窓の位置の都合で風が通りにくかったり、そもそも窓を開けづらかったりする可能性があります。こうした場合でも、換気扇ならスイッチ1つで効果的に空気を入れ換えられるでしょう。
このほかにも、換気扇をつけっぱなしにするメリットは多々あります。
・カビ予防
・結露対策
・シックハウス症候群予防
シックハウス症候群とは、室内の汚染された空気が原因で引き起こされる、さまざまな不調のこと。
ダニやハウスダスト、カビ、細菌のほか、室内に使われている建材・内装材・家具に使われている揮発性の化学物質が原因になるケースも少なくありません。
集合住宅を含め、現代の家における特徴の1つが、気密性が高さです。不十分な換気により、汚染された空気が室内に長く留まる恐れもあるでしょう。
換気扇を使って常時換気できていれば、健康被害が起きるリスクを低減できます。
※写真はイメージ
換気扇をつけっぱなしにすると気になるのが『電気代』です。少しでも電気代を節約したい場合は、以下のポイントを意識してみましょう。
・窓やドアを閉めて換気する。
・換気扇を定期的に掃除する。
・電力会社や契約プランを見直す。
電気代を節約するには、効率的に換気することを考えましょう。1つが、窓やドアを閉め切って換気することです。
換気扇をつける時に部屋をしっかり閉め切っておくと、空気の通り道が換気扇1つのみになるので、効率的に換気できます。
また定期的に換気扇を掃除することも大切です。ホコリや汚れが溜まったままだと効率が悪くなり、換気に多くの電力を消費します。
そのほか契約している電力会社やプランの見直しも有効です。
電気代の基本料は電力会社やプランによって異なるので、自分のライフスタイルに合うものを選ぶことで節約につなげられるでしょう。
家を快適に保つためには換気扇の稼働が欠かせません。つけっぱなしにすることのメリットと節約方法を理解し、換気扇を上手に活用してみてください。
[文・構成/grape編集部]