中国地方の山間部は積雪増 20日晴れるも凍結や雪崩に注意 次の寒気は週末22日

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中国地方は山地で大雪となりましたが、明日20日(金)は寒さが和らぎ、日差しのぬくもりが感じられるでしょう。ただ、朝は冷え込みが厳しいため、路面の凍結に注意が必要です。雪崩にもご注意ください。また、今週末22日(日)は中国地方の上空に再び強い寒気が流れ込む見込みです。
中国地方の積雪状況

冬型の気圧配置が強まった影響で、中国地方は昨日18日夜から19日朝にかけて、山地で大雪となりました。今日19日午後3時の雪の深さは、・鳥取県は大山で63センチ、鳥取市や智頭で1センチ・島根県は浜田市弥栄で13センチ、飯南町赤名で12センチ、奥出雲町横田で11センチ・岡山県は真庭市上長田で16センチ、新見市千屋で5センチ・広島県は北広島町八幡で51センチ、庄原市高野で22センチ、北広島町大朝で1センチとなっています。
明日20日(金)凍結 雪崩に注意 21日(土)は雨風強まる

明日20日(金)は高気圧に覆われて、瀬戸内側を中心に晴れるでしょう。日中の最高気温は10度前後となる見込みです。寒さが和らぎ、日差しのぬくもりが感じられるでしょう。ただ、朝は冷え込みが厳しく、内陸部を中心に氷点下の冷え込みとなる見込みです。雪が積もっていなくても、日陰や橋の上など凍結している恐れがあります。ご注意ください。また、明後日21日(土)は寒冷前線が通過し、夕方から寒気が流れ込む見込みです。日本海側を中心に朝から雨が降り、山地ではミゾレや雪の所があるでしょう。雨や風が強まり、横殴りの雨になる所もある見込みです。また、夕方からは冷たい西寄りの風が強く、一段と寒くなるでしょう。
22日(日)は上空に平地で雪を降られるレベルの寒気が流れ込む

22日(日)は中国地方の上空1500メートル付近にマイナス6℃以下の、平地で雪を降らせるレベルの寒気が流れ込む見込みです。日本海側を中心に雪や雨が降るでしょう。真冬並みの寒さとなる見込みです。23日(月)の午後は寒気の流れ込みが弱まるでしょう。日中は雨や雪の降る所は少なくなりますが、朝は凍結や積雪の可能性があるため、通勤や通学は時間に余裕を持って、行ってください。
路面の凍結 特に注意すべき場所は

路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。