この時期、停電の原因の一つとなるのが“カラスの巣”。
新潟市では4月20日、カラスの巣の撤去作業が公開されました。
カラスの巣の撤去作業を公開したのは東北電力ネットワーク。
このカラスの巣が、この時期の停電の原因になるのです。
【新潟電力センター配電工事課 菊田賀亮 副長】
「例年だと3~5月に営巣が始まるが、今年は3月はじめから営巣活動が始まっていて、3月中にすでに220か所、新潟電力センター管内で巣を撤去している」
カラスはひなを見守りながら、餌をとれる見晴らしの良い場所に巣を作る習性があると言いますが…
【桶屋美圭アナウンサー】
「実際のカラスの巣です。木の枝やハンガーなど、電気を通しやすいもので作られています」
巣の骨組みとなるこれらが送電設備に触れることで漏電し、停電の原因に。
営巣期間は特にパトロールを強化し、巣の早期発見・撤去に努めていて、県内では去年6316個の巣を撤去しましたが、営巣による停電が12件発生しています。
【桶屋美圭アナウンサー】
「クレーンを使って、地上12mほどの高さにある巣を撤去しています」
この日は作業員がスティック状の器具を使い、電線に注意しながら電柱の巣を取り除いていきました。
【新潟電力センター配電工事課 菊田賀亮 副長】
「これからもパトロールを強化しながら、撤去に努めていきたい」
東北電力ネットワークは情報提供によって停電を防げることから、カラスの巣を見つけたら連絡してほしいと呼びかけています。