酒気帯び運転の市職員を停職5カ月に 車を移動させたのを酔って忘れ…盗難と思い警察に通報し発覚

新潟県上越市は20日、酒気帯び運転をした柿崎区総合事務所の20代の男性を停職5カ月の懲戒処分にしたことを発表しました。

男性は去年12月28日の勤務終了後、自家用車で市内の飲食店へ移動し、同僚2人と酒を飲みました。

その後、2軒目の飲食店へ徒歩で移動して酒を飲んだあと、コンビニエンスストアで酒類を購入し、最初の飲食店の駐車場に戻り車内で同僚と飲酒しました。

さらに男性は車を運転して別な建物の駐車場に移動。その後、徒歩で3軒目の飲食店へ行きました。

男性は21日午前1時すぎに、最初の飲食店の駐車場に徒歩で戻りましたが、車を運転した記憶がないことから、車が見当たらず、盗難されたと思って警察に通報したところ、警察の事情聴取を受け、呼気検査で基準値を上回るアルコールが検知されました。

車内で一緒に飲酒をしていた職員2人(係長級と主任級)はそれぞれ訓告と文書注意の処分にしています。

また、管理監督責任者の柿崎区総合事務所長の50代男性に対して文書注意を行いました。

上越市の中川幹太市長は「 職員による酒気帯び運転事案が続けて発生し、市民の皆さんの信頼を大きく損なったことに対し、重ねて心から深くお詫び申し上げます。飲酒運転は、人の命を奪いかねない極めて危険な行為であり、飲酒運転を根絶するため、全ての職員が法令順守及び綱紀保持を徹底し、市民の皆さんの信頼回復に向けて誠心誠意努めてまいります」とコメントしています。