〈J1アルビ〉鹿島に敗れるも高木善朗選手が復帰!約2万4000人の声援「ずっと待っていた」【新潟】

サッカー明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は4月23日、ホームで鹿島アントラーズと対戦しました。高木善朗選手が約7カ月ぶりにリーグ戦に復帰しましたが、その復帰戦を勝利で飾ることはできませんでした。

【齋藤正昂アナウンサー】
「絶好のサッカー日和となりましたが、きょうの試合注目ポイントは?」

【アルビレックス新潟 営業部 野澤洋輔さん】
「33番・高木善朗が7カ月ぶりに、このビッグスワンのピッチに立つかもしれないので、最終的な得点に絡む仕事、スルーパスだったり、彼自身のゴール。その辺のプレーに注目です」

スタジアムには背番号33のユニフォームを来た多くのサポーターの姿が。

【サポーター】
「ケガで出られていなかったが、頑張ってほしい。出てほしい」

【サポーター】
「本当にずっと待っていた。様々な攻撃だったり、面白い試合を見られるんじゃないかと思っている」

【サポーター】
「チーム一丸で高木選手の復帰をみんなで支えてきたので、そこのところをみんなで喜び合いたい」

2万4000人に迫るサポーターの大声援を受け、約7カ月ぶりにピッチに戻ってきた高木善朗。

ベンチスタートの高木が見守る中、試合は連敗をストップしたい鹿島の気迫に押される展開に。前半3分、クロスを鈴木に頭で合わせられ、試合開始早々に失点。

1点を追いかけるアルビも、島田の縦パスを受けた三戸のシュートや伊藤のミドルシュートで相手ゴールに迫りますが、ネットを揺らすことができません。

すると前半26分でした。先制点を挙げた鈴木の技ありのパスから垣田にボレーシュートを決められ、追加点を許してしまいます。

この悪い流れを断ち切るべく準備していたのは、長い期間アルビをピッチの外から見ていたこの男。

【高木善朗 選手(3月)】
「苦しい場面もここからあると思う。そういうとき、自分に何ができるのかなと思いながら見ていた」

後半18分に藤原・ネスカウと共に高木がピッチへ。

後半21分には、その高木を起点にチャンスが生まれます。

高木から伊藤・新井とつなぎ、最後はネスカウ。これはゴールとはなりませんでしたが、伊藤に加え、高木が起点となることでアルビに攻撃のリズムが生まれます。

しかし、最後まで得点を奪うことができなかったアルビ。高木のリーグ戦復帰を勝利で祝うことはできませんでした。

【高木善朗 選手】
「無得点という結果に終わって残念。ゴールを決めて“ただいま”というふうに返したいので、しっかり良い準備をして次につなげたい」

アルビは勝ち点12のままで、順位を2つ下げ、10位となりました。

次節は4月29日(土)、アウェーでFC東京と対戦します。