沖縄県石垣市で、公立学校の野球部部室に侵入し野球のボールを39個盗んだとして、28歳自称建設作業員男が逮捕された。
警察によると、男は4月25日午後10時40分頃、石垣市内の公立学校野球部の部室に錠を壊して侵入。バケツに入れて保管していた野球用のボール39個(時価約1万7000円相当)を盗み出した。異変を感じた住民から通報があり、事態が発覚。駆けつけた警察官がバケツを持っていた男を取り押さえ、建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕した。
取り調べに対し、男は「自分が教えているチームで使いたかった」と話し、容疑を認めていることが警察から発表されている。
>>57歳給食調理員、パンと油揚げを盗み懲戒免職処分 教育委員会の対応も物議<< この事件に、ネットユーザーからは「盗んだボールで練習させられる子どもの気持ちになってみろよ。自分勝手すぎる」「たしかに野球のボールは高い。自分も歪んで汚いボールを使っていたけれど、盗もうとは思わなかった」「野球は教えることができてもモラルを教えることができていない。指導者失格」「盗むのは塁だけと教えるのが野球の指導者というもの」と怒りの声が相次ぐ。 また、「単なる言い訳でしょう。なんなら転売する気だったんじゃないの」「プロ野球の審判員でボールを転売していた人物がいた。おそらく同種の犯罪」「にわかに信じがたい発言。スポーツの指導者も学校の教師と同じで、ある程度の常識を持っていなければならない」などの指摘も出ていた。 野球を愛する子どものためにボールを盗んだと主張する男。盗んだボールで練習することになる子どもの心情を考慮しなかったのだろうか。