「四つ葉のクローバー」で町おこしに取り組む女性 ボランティアの絵本作りから研究家へ 今では五つ葉以上も見られるように

「幸運のシンボル」四つ葉のクローバー、皆さんも探したことがあるのではないでしょうか。愛知県田原市の四つ葉のクローバーを使った「町おこし」、その立役者の活躍を取材しました。
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四つ葉のクローバーがのった大福に、クッキー。ゴールデンウィークの田原市の道の駅。四つ葉のクローバーにちなんだ商品を集めたイベントで大賑わいでした。(訪れた人)「こんなに四つ葉ばかりあるなんてパラダイス!」
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四つ葉のクローバーが高い確率で見つかると、田原市は10年前から伊良湖岬の人気観光地「恋路ヶ浜」を「幸せの四つ葉のクローバー発祥の地」に指定。町おこしに取り組んでいます。このクローバーを市内の自宅脇のハウスで自然交配で増やしている折戸裕美さん。(四つ葉のクローバー研究家 折戸裕美さん)「こちらの株だと三つ葉を探すのが難しい」ハウスの中には、たくさんの四つ葉のクローバーが。
折戸さんがクローバーの研究を始めたのは16年前。きっかけはボランティアで依頼された絵本作りでした。(四つ葉のクローバー研究家 折戸裕美さん)「四つ葉のクローバーを絵本のテーマにしたことが、きっかけ。実際に四つ葉のクローバーって、どんなふうに育っているんだろうっていうのを研究しないと描けないと思って…」当時、イラストレーターの仕事もしていた折戸さんは、絵本製作の為に渥美半島中から約300株のクローバーを集め、同じ条件で育てたところ、伊良湖町のものだけが高い確率で四つ葉以上になることが分かりました。そこで…。(四つ葉のクローバー研究家 折戸裕美さん)「これを使えば地域活性化に役立てると思って(絵本完成後も)研究を続けることにした」

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10年前、四つ葉のクローバーを使った「町おこしプロジェクト」の立ち上げにも携わりました。ハウスの中を、よく見ると…。(四つ葉のクローバー研究家 折戸裕美さん)「ざっと見ても(葉が)10枚以上。ここまで来るとバラみたい」四つ葉どころか、それ以上の葉の数のものも現れるといいます。ちなみに七つ葉の花言葉は「無限の幸福」です。四つ葉のクローバーは、市内の障害者支援施設で「お守り」などが製作されるなど、就労支援にも一役かっています。
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それらの商品がずらりと並んだ、おととい(4月30日)のイベント。市内7店舗が参加し、クローバーの摘み取り体験は、大人も子どもも大人気!普段なかなか見られない四つ葉や五つ葉のクローバーに目を輝かせていました。(訪れた人)「(金運アップの五つ葉を見つけたから)お小遣い、いっぱいもらえるかな」「孫が五つ葉を見つけたから、すごいねって」「幸せに暮らせることが多くなりそうだなと思って、大きいのを選びました」(四つ葉のクローバー研究家 折戸裕美さん)「四つ葉のクローバーを通して、渥美半島・田原市から、幸せをちょっとでも『おすそわけ』できたら」「幸運」のおすそわけ。四つ葉のクローバーでの町おこしへの挑戦は続きます。