4日、愛知県一宮市のJRの線路で電車と車が衝突した事故で、27歳の女が逮捕されました。女は車で線路脇のフェンスを突き破り、わざと線路内に進入したとみられています。 4日午後6時半ごろ、一宮市大和町のJR東海道線で、普通電車と乗用車が衝突した事故。JR東海道線が名古屋から岐阜の間で最大およそ6時間も運転を見合わせる事態になりましたが、事故は信じられない形で起きていました。(リポート)「車はこのフェンスを突き破り線路内に入りました。フェンスは大きく線路側に折れ曲がってしまっています」
道路を直進した乗用車が、フェンスを突き破って、線路内に進入し、横転。岐阜から岡崎に向かっていた普通電車と衝突しました。
不可解な動きで線路に入った乗用車。衝突した際、車内には…。(リポート)「列車と衝突した際、車には誰も乗っていない状態でした」 事故があった際、乗用車は無人でしたが、その後警察官が現場近くの路上で運転していた女を発見。列車往来危険の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、大垣市の会社員・平野友佳鈴容疑者(27)。わざと線路に入ったとみられていますが、調べに対し、次のように話しているといいます。〈平野容疑者〉「人生がどうでもよくなり、死んでもいいやと思った」 平野容疑者は、電車と衝突する前にその場を離れていたためケガはありませんでした。
近くで勤務している人:「ウソでしょ。びっくりです。あそこ破れるんだね、車で。人にあまり迷惑かけないでほしい」通りかかった男性:「ちょっと怖いですよね。電車の中の人も危ないっていうか、下手したら大事故じゃないですか」 幸い、電車の乗客らおよそ120人にケガはありませんでしたが、大事故に繋がりかねない危険な行為でした。 警察は、平野容疑者が犯行に及んだ動機などを詳しく調べています。