「やっとこの日が来た」 営業時間短縮・休業要請…新型ウイルスに翻弄された飲食店【新潟市】

5月8日、感染症法上の分類が2類相当から5類へ引き下げられた新型コロナウイルス。感染対策を施しながら営業を続けてきた飲食店の対応を取材しました。

【記者リポート】
「新潟市中央区の商店街。感染拡大時は、県の飲食店の認証制度のステッカーや営業時間の変更を知らせる紙を貼る店もありました。そうした様子が少しずつ変わってきています」

感染対策を施している店に対し、県が行っていた認証制度。新型コロナウイルスの5類への移行に伴い、終了しました。

連休後の休業日が明け、5月9日、営業日を迎えた新潟市中央区の飲食店では、営業を前に認証ステッカーをはがす作業をしていました。

【奥阿賀の串焼き処 山姥 石川寛准 代表】
「ステッカーをはぐ日が来るというのが、1年前まではあまり想像できなかったけど、やっと、こういう日が来たのかなと」

感染対策としてテーブルにパーティションを設置するなどしていたこちらの店では、パーティションをこの日から外すことに。一方、消毒液の設置は継続します。

【奥阿賀の串焼き処 山姥 石川寛准 代表】
「新型コロナうんぬんではなくて、清潔感という観点から、これは置いておいてもお客様にとっても、デメリットはないのかなと」

また、店員も基本マスク無しで接客することにしています。

感染者数が増える度に営業時間の短縮や休業要請など新型コロナウイルスに翻弄され続けた3年。

石川代表は店にとっては、「良い経験にもなった」と前を向きます。

【奥阿賀の串焼き処 山姥 石川寛准 代表】
「こういうことがあったときに『あの時、こういうことをしていたな』『こういう対策をしていたな』というようなことができると思う。非常に活気のあった状態に戻ってほしいなという期待はすごくしている」